ダイハツ、「D-X」などコンセプトカー3台を披露
2011.12.01 国産車■ダイハツ、「D-X」などコンセプトカー3台を披露
ダイハツ工業は、2011年11月30日に東京ビッグサイトで開幕した第42回東京モーターショーで、コンセプトカー3台を中心とした展示を披露した。
軽自動車をモデルラインナップの中心とするダイハツだから、コンセプトカーも従来通り、「軽」を意識した仕立てだ。ステージでまず目を引くのが2シーターのコンセプトカー「D-X(ディークロス)」。ボディーサイズは全長×全幅×全高=3395×1475×1275mmと軽自動車規格に合わせ、ホイールベースは2230mmと「コペン」と同値。加えて駆動方式もFFとコペンと共通だ。
パワーユニットは、ダイハツが提唱する低燃費技術「e:Sテクノロジー」のひとつである直列2気筒の直噴ガソリンターボエンジンを採用。64ps/6000rpmと11.2kgm/2000rpmを発生する。なんとも派手に映る樹脂製ボディーは載せ替えが可能とされ、SUVやクーペスタイルにも変更可能とのこと。今回はオープンボディーが与えられているので、次期コペンのプロポーザルと思われがちだが、関係者によれば「あくまでデザインコンセプトモデル」であり、反響を見て開発を進めていくという。
スマート(細身)という言葉が似合うのが、2人乗りの電気自動車のコンセプトカー「PICO(ピコ)」だ。「軽自動車と原動機付き自転車の間」というコンセプトの下、全長×全幅×全高=2400×1000×1530mm、ホイールベースは1815mmと、いかにもコンパクトなシティーコミューターらしい仕立てとなる。ボディー周囲をグルリと回るオーナメントは、光や「接近注意」などの文字表示で周囲に情報を知らせる機能を持たせてある。タンデム式の後席部分をラゲッジスペースに変えることができるのは商用使用を考慮したものだ。なお、通常モードでは最高速度は50km/hまで、低速モードでは狭い路地など人と行き交うような状況では6km/hまでに設定できることも街乗りを意識した設定といえる。
なんとも四角いデザイン(全長×全幅×全高=3395×1475×1900mm、ホイールベース:2450mm)が未来的とも思える、床下部分にダイハツが開発を進めている小型「貴金属フリー液体燃料電池」を収めた燃料電池車が「FC商(ショー)ケース」 。このモデル、パッケージングをうんぬんすることに意味は薄く、燃料電池用の液体燃料として「水加ヒドラジン」を採用していることに注目すべきだろう。液体ゆえに既存のガソリン供給用設備が使用でき、エネルギー密度が高く(航続距離が長い)、常温で引火せず、窒素と水で合成できるので走行中の二酸化炭素排出量がゼロとなるなど、将来の動力源としての可能性の高さをダイハツは主張している。
(文と写真=岩尾信哉)
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