日本に導入される海外ブランドのオートバイを集めた「JAIA輸入二輪車試乗会」が、神奈川県・大磯で開催された。会場に並んだ個性豊かな最新モデルの中から、“いま一押し”の17台をチョイス。写真とともに紹介する。(文=工藤考浩/写真=三浦孝明、webCG)

「ベスパ946ベリッシマ」は、ベスパのプロトタイプ1号車「MP6」を近未来的に再現したというプロポーションが特徴のプレミアムスクーター。2012年11月にイタリア・ミラノで開催されたEICMA(ミラノショー)2012で発表された。価格も124万2000円と、プレミアム。
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「ベスパ946ベリッシマ」は、ベスパのプロトタイプ1号車「MP6」を近未来的に再現したというプロポーションが特徴のプレミアムスクーター。2012年11月にイタリア・ミラノで開催されたEICMA(ミラノショー)2012で発表された。価格も124万2000円と、プレミアム。
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「ベスパ946ベリッシマ」は、ベスパ伝統のスチールモノコック構造を採用。ボディーラインは職人たちの手作業によって作られる。 タンデムシートは取り外しが可能だ。
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「ベスパ946ベリッシマ」。ヘッドランプにはLEDを採用。ABS付き前後ディスクブレーキや急加速時にタイヤの空転を防止するASRトラクションコントロールなども備わる。
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「ベスパ946ベリッシマ」に搭載されるエンジンは4ストローク空冷単気筒155cc。そのため道路運送車両法の「二輪の軽自動車(軽二輪)」に該当し、高速道路の走行も可能だ。
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「ベスパ946ベリッシマ」 全長×全幅×全高=1965×730×1170mm/ホイールベース=1405mm/シート高=805mm/重量=147kg/燃料タンク容量=8.5リッター/エンジン:155cc 4ストローク空冷単気筒 SOHC 3バルブ(吸気2/排気1)/最高出力=11.9hp(8.9kW)/8000rpm/最大トルク=1.17kgm(11.5Nm)/6750rpm/価格=124万2000円
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「BMW R nineT(アール・ナインティ)」は、BMWモトラッドの90周年を記念して発表されたロードスターモデル。BMWモーターサイクルの伝統である水平対向2気筒エンジンを搭載し、シートレールの後部が着脱可能となっているなど、カスタマイズ性の高さが特徴だ。写真の「BMW R nineT」は、アルミニウム製リアセクションカバーやアクラポヴィッチ製スポーツマフラーなどのオプションによってカスタマイズされている。
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「BMW R nineT」に搭載されるエンジンは、空油冷式の1170cc水平対向2気筒。110psと12.1kgmを発生する。
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「BMW R nineT」に装着されるタイヤのサイズはフロントが120/70ZR17、リアが180/55ZR17。サスペンションはフロントが倒立式テレスコピックフォーク、リアがセンタースプリングストラットの片持ち式スイングアームとなる。
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「BMW R nineT」のメーターまわり。ハンドルバークランプなど鍛造アルミ部品の表面には、ガラスビーズブラスト加工の後、ナチュラルカラーの陽極酸化処理が施されている。
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「BMW R nineT」 全長×全幅×全高=2200×890×1265mm /ホイールベース=1476mm/シート高=785mm/重量=222kg(※空車重量、走行可能状態、燃料満タン時の90%)/燃料タンク容量=18リッター/エンジン:1170cc 4ストローク空油冷2気筒 ダブルカムシャフト 4ラジアルバルブ/最高出力=110ps(81kw)/7550rpm/最大トルク=12.1kgm(119Nm)/6000rpm/価格=190万円
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「ドゥカティ・モンスター821」はドゥカティのミドルサイズネイキッドモデル。821ccのテスタストレッタ11°エンジンを搭載し、レーシングバイクからフィードバックされたフレームを採用する。
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「ドゥカティ・モンスター821」に搭載される821ccのテスタストレッタ11°エンジンは、水冷の“Lツイン”こと90度Vツイン。101hp(74.6kW)と9.1kgm (89.4Nm) を発生する。ミクニ製の電子制御燃料噴射装置を採用し、ライドバイワイヤシステムを搭載する。
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「ドゥカティ・モンスター821」のフロントブレーキは320mm径セミフローティングダブルディスク、ブレンボ製の4ピストン・ラジアルマウントモノブロックキャリパーを採用。リアブレーキは245mm径ディスク、ブレンボ製2ピストンキャリパーとなる。
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「ドゥカティ・モンスター821」のインストゥルメントパネルには大型のLCDディスプレイを採用。選択中のライディングモードに対応するABS、トラクションコントロールのレベルなどが表示される。
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「ドゥカティ・モンスター821」 全長×全幅×全高=2170×800×1055mm /ホイールベース=1480mm/シート高=785mm/810mm(可変式)/重量=205.5kg(※燃料と油脂類全てを含む重量)/燃料タンク容量=17.5リッター/エンジン:821cc 4ストローク水冷L型2気筒 4バルブ/最高出力=101hp(74.6kw)/8000rpm/最大トルク=9.1kgm(89.4Nm)/7750rpm/価格=138万9000円
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「トライアンフ・ロケットIIIロードスター」は、量産モータサイクル用としては最大級となる2.3リッターのエンジンを搭載するクルーザーモデル。日本には2004年から2009年まで導入されていたものの、国内の環境基準などを満たすことができなくなりラインナップから外れていたが、2015年に50台の限定で再導入された。
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「トライアンフ・ロケットIIIロードスター」に搭載される2294cc水冷3気筒エンジンは148psと22.5kgmを発生する。強大なトルクによる不快な振動を抑えるため、クランクシャフトは通常のエンジンとは逆方向に回転し、スロットルを開いた時の、バイクの安定感を向上させている。
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「トライアンフ・ロケットIIIロードスター」のヘッドライトはトライアンフにおけるスポーティーモデルの象徴である、ツインヘッドランプを採用。独特の存在感を主張している。
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「トライアンフ・ロケットIIIロードスター」はシャフトドライブを採用。タイヤサイズはフロントが150/80R17、リアが240/50R16となる。ブレーキはフロントが320mm径フローティングダブルディスク、4ピストンキャリパー。リアには316mm径シングルディスク、2ピストンフローティングキャリパーを装備する。ABSも備わる。
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「トライアンフ・ロケットIIIロードスター」 全長×全幅×全高=2500×970×1165mm /ホイールベース=1695mm/シート高=750mm/重量=374kg/燃料タンク容量=23.5リッター/エンジン:2294cc 4ストローク水冷並列3気筒 DOHC/最高出力=148ps(108.9kw)/5750rpm/最大トルク=22.5 kgm(221Nm)/2750rpm/価格=248万4000円
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