日本に導入される海外ブランドのオートバイを集めた「JAIA輸入二輪車試乗会」が、神奈川県・大磯で開催された。会場に並んだ個性豊かな最新モデルの中から、“いま一押し”の17台をチョイス。写真とともに紹介する。(文=工藤考浩/写真=三浦孝明、webCG)

「ピアッジオMP3ユアーバン300」は、前2輪、後ろ1輪の3輪スクーター。22.4hpと2.3kgmを発生する278cc 4ストローク水冷単気筒エンジンを搭載する。
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「ピアッジオMP3ユアーバン300」は、前2輪、後ろ1輪の3輪スクーター。22.4hpと2.3kgmを発生する278cc 4ストローク水冷単気筒エンジンを搭載する。
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「ピアッジオMP3ユアーバン300」の前2輪には、独立懸架方式の「クアトロリンクサスペンション」が採用される。それぞれが独立して動作することで「高い安全性とロードホールディング性、パフォーマンス性を両立させ、ライダーに操作する楽しみを提供する」という。手元のスイッチでサスペンションダンパーをロックし、停車時に車両が傾かないようにする機能も備わる。
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「ピアッジオMP3ユアーバン300」の3連メーター。左から、燃料計、速度計、水温計。速度計の下部には液晶タイプのマルチディスプレイも装備する。
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「ピアッジオMP3ユアーバン300」の、カウルのライダー側中央部には、パーキングブレーキのレバーが備わる。
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「ピアッジオMP3ユアーバン300」 全長×全幅×全高=2040×760×1320mm/ホイールベース=1440mm/シート高=780mm/重量=206kg/燃料タンク容量=10.8リッター/エンジン:278cc 4ストローク水冷単気筒SOHC 4バルブ/最高出力=22.4hp(16.7kW)/7500rpm/最大トルク=2.3kgm(23.2Nm)/6500rpm/価格=85万3000円
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「ヴィクトリー・マグナム」は、1998年に誕生したアメリカのオートバイメーカー、ヴィクトリーモーターサイクルズのアメリカンクルーザー。大胆なバガースタイル(Baggerの語源でもあるサドルバッグや、大型のカウルなどを装着したカスタムスタイル)が印象的なマシンだ。
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「ヴィクトリー・マグナム」に搭載されるエンジンは、106キュービックインチ(1731cc)の空冷V型2気筒SOHC。最大トルクは14.1kgm。6段トランスミッションが組み合わされる。
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「ヴィクトリー・マグナム」に装着されるホイールのサイズはフロントが21インチ、リアが16インチ。ABSとクルーズコントロールを装備する。
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直線と曲線を織り交ぜた、大胆なラインで構成される「ヴィクトリー・マグナム」のリアエンドは迫力たっぷり。標準装備される出力100Wのプレミアムサウンドシステムが、その迫力をさらに増幅させる。サドルバッグオーディオとフェアリングスピーカーもオプションとして用意される。
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「ヴィクトリー・マグナム」 全長=2650mm/ホイールベース=1670mm/シート高=667mm/重量=360kg/燃料タンク容量=22リッター/エンジン:1731cc 4ストローク空冷V型2気筒SOHC/最大トルク=14.1kgm(138Nm)/価格=307万8000円
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「トライアンフ・ボンネビルT100」は、865ccの空冷パラレルツインエンジンを搭載するモダンクラシックモデル。現行型は、1959年の誕生以来“名車”として知られる、往年のボンネビルのイメージを受け継ぐ復刻モデルである。
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「トライアンフ・ボンネビルT100」に搭載される空冷並列2気筒エンジンは、68psと6.9kgmを発生する。クランクケース内にバランスシャフトを備え、並列2気筒エンジン特有のバイブレーションを軽減させている。
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ベーシックモデルの「ボンネビル」は単眼メーター(速度計のみ)だが、「ボンネビルT100」の計器盤は、エンジン回転計を加えた2眼タイプとなる。
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「トライアンフ・ボンネビルT100」のツートンカラーに塗り分けられた燃料タンクに入るコーチラインは、職人の手仕上げによるもの。
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「トライアンフ・ボンネビルT100」 全長×全幅×全高=2230×740×1100mm/ホイールベース=1500mm/シート高=775mm/重量=230kg/燃料タンク容量=16リッター/エンジン:865cc 4ストローク水冷並列2気筒DOHC/最高出力=68ps(50kW)/7400rpm/最大トルク=6.9kgm(68Nm)/5800rpm/価格=131万円
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「BMW F800R」は、798ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載する、ミドルクラスのロードスターモデル。2015年3月にフルモデルチェンジされた。
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「BMW F800R」に搭載される798cc水冷並列2気筒エンジンは、90psと8.7kgmを発生。6段トランスミッションが組み合わされる。
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従来型「BMW F800R」の特徴だった左右非対称デザインのヘッドランプは、左右対称形のものに変更され、より精悍(せいかん)な顔つきとなった。また、フロントサスペンションも正立型から倒立型へと変更されている。
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「BMW F800R」 には、ASC(オートマチックスタビリティーコントロール)とESA(電子調整式サスペンション)がオプションで用意される。ABSは標準で備わる。
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「BMW F800R」 全長×全幅×全高=2145×860×1235mm/ホイールベース=1526mm/シート高=790mm(ローシート:780mm、ハイシート:820mm)/重量=202kg(空車重量、走行可能状態、燃料満タン時の90%)/燃料タンク容量=15リッター/エンジン:798cc 4ストローク水冷並列2気筒/最高出力=90ps(66kW)/8000rpm/最大トルク=8.8kgm(86Nm)/5800rpm/価格=109万9000円
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「ハーレーダビッドソンFLHXS」は、サブネームでは「ストリートグライド スペシャル」と呼ばれるツアラーモデル。“バガースタイル”を取り入れたカスタマイズが特徴の、スタイリッシュなマシンだ。
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「ハーレーダビッドソン・ストリートグライド スペシャル」に搭載されるエンジンは、1690cc空冷V型2気筒。最大トルク12.8kgmを発生する。
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「ハーレーダビッドソン・ストリートグライド スペシャル」のホイールサイズは、フロントが19インチ、リアが16インチ。フロントとリアのブレーキを電子的にリンクさせたABSシステムを搭載する。
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「ハーレーダビッドソ・ストリートグライド スペシャル」には、6.5インチのタッチスクリーン式ディスプレイを持つインフォテインメントシステム「Boom! Box 6.5GT」が搭載される。ディスプレイ横には、スマートフォンが固定できる、USBコネクター付きの収納ボックスが備わる。
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「ハーレーダビッドソン・ストリートグライド スペシャル」 全長=2450mm/ホイールベース=1625mm/シート高=695mm/重量=372kg/燃料タンク容量=22.7リッター/エンジン:1690cc 4ストローク空冷V型2気筒/最大トルク=12.8kgm(126Nm)/3497rpm/価格=303万4500円
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