V6直噴ターボのリンカーン・ナビゲーター登場
2015.07.07 自動車ニュース ![]() |
V6直噴ターボの「リンカーン・ナビゲーター」登場
フォード・ジャパン・リミテッドは2015年7月7日、リンカーンブランドのフルサイズSUV「ナビゲーター」に大幅改良を実施し、販売を開始した。
![]() |
![]() |
![]() |
■新デザインのフロントマスクでイメージ一新
今回の改良ではフロントマスクを中心にエクステリアデザインを大幅に変更。また、新たに3.5リッターV6“EcoBoost”エンジンを搭載したり、サスペンションに可変ダンパーを装備したりと、走りに関する部分についても改良が図られている。
具体的には、エクステリアでは今日のリンカーン車のアイコンとなっている「スプリット・ウイング・グリル」を採用したほか、ボンネットフードやヘッドランプの意匠を変更。新たにバイキセノンヘッドランプとLEDポジションランプを用いている。また、リアまわりではテールゲートを左右に横断するデザインのリアテールランプを採用。足元にはダークフィニッシュの20インチアルミホイールを装備している。
一方、インテリアでは左右対称のダッシュボード形状はそのままに、各部にレザーやウォールナットウッドパネルを採用。快適装備として、空調やオーディオ、ハンズフリー通話などの機能を統合制御する「MyLincoln Touch(マイ・リンカーン・タッチ)」や、12セグ地デジチューナーを内蔵したカーナビゲーションシステム、14基のスピーカーからなるプレミアムサウンドシステムなどを備えている。
シートレイアウトは3列8人乗りで、ラゲッジルームには8人乗車時で523リッターの用量を確保。シートを倒せば、最大で2925リッターの容量を得ることができる。
ボディーカラーは「タキシードブラック」と「ホワイトプラチナム」の2色で、ともにインテリアカラーは「ブラック」となっている。
![]() |
![]() |
![]() |
■アメリカンSUVにもダウンサイジングターボの波が
パワーユニットやドライブトレインについても大幅な変更を行っており、エンジンは従来の5.4リッターV8自然吸気から3.5リッターV6直噴ツインターボに変更された。Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)との組み合わせにより、排気量のダウンサイジングを図りながら、最高出力は81psアップの385ps/5250rpm、最大トルクは13.1kgmアップの63.6kgm/2750rpmを実現している。
また、走行状態を500分の1秒単位でモニタリングし、サスペンションの設定を最適化する可変コントロールダンピング・サスペンションや、EPAS(電動パワーステアリング)、走行モードの切り替え機構「Lincoln Drive Control」を新たに装備。Lincoln Drive Controlについては、サスペンションのセッティングやパワーステアリングのアシスト量を、走行状況に応じて「ノーマル」「スポーツ」「コンフォート」の3種類から選択することができる。このほかにも、6段ATにはマニュアルモードを、4WDシステムにはヒルディセントコントロールを新たに採用している。
ハンドル位置は左のみ。価格は1028万円。
(webCG)
-
リンカーン・ナビゲーター(4WD/6AT)【試乗記】 2015.10.5 試乗記 アメリカが誇るフルサイズSUVにもエコの波が到来? 伝統のV8に代えて、新たに3.5リッターV6ツインターボエンジンを搭載した「リンカーン・ナビゲーター」に試乗。その出来栄えに触れ、最新のダウンサイジングターボにできること、できないこととを確かめた。
-
-
リンカーンMKX(4WD/6AT)【試乗記】 2011.4.12 試乗記 リンカーンMKX(4WD/6AT)
……631万5225円
見た目から中身まで刷新された、リンカーンブランドのSUV「MKX」に試乗。果たして、その仕上がり具合は? -
キャデラック・エスカレード スポーツ 2021.1.17 画像・写真 新型「キャデラック・エスカレード」が日本初公開された。5代目にあたる今回のモデルは、リアサスペンションを独立懸架とするなど設計を刷新。湾曲型OLEDディスプレイなどの先進装備も多数採用されている。キャデラック自慢のフルサイズSUVを写真で紹介する。
-
ホンダN-VAN +STYLE FUN Honda SENSING(FF/CVT)【試乗記】 2021.1.18 試乗記 “withコロナ”時代のライフスタイルとして、小さめのコミューターやアウトドアに注目が集まるいま、ユーティリティーに優れる軽という選択肢はアリか? あらためてホンダの軽商用バン「N-VAN」に乗ってみた。
-
トヨタGRヤリスRS(FF/CVT)【試乗記】 2021.1.13 試乗記 ラリーのトップカテゴリーで勝つことを念頭に開発された、トヨタのコンパクトハッチバック「GRヤリス」。たとえFF・CVT仕様のエントリーグレードであっても、そのこだわりの走りは、出自を感じさせる非凡さにあふれていた。