トヨタ、2017年WRC参戦体制を発表

2016.12.14 自動車ニュース
フィンランド・ヘルシンキで催された発表会の様子。
フィンランド・ヘルシンキで催された発表会の様子。拡大

トヨタのモータースポーツ活動を担うTOYOTA GAZOO Racing は2016年12月13日(現地時間)、世界ラリー選手権(WRC)に18年ぶりに参戦するにあたり、フィンランド・ヘルシンキにて2017年シーズンのWRC参戦体制発表会を開催した。発表会にはチーム代表のトミ・マキネン氏のほか、専務役員でTOYOTA GAZOO Racing本部長の嵯峨宏英氏が登壇。参戦に向けての抱負が語られたほか、参戦ドライバーや参戦マシンのお披露目も行われた。

3人のドライバー(左から、ヤリ-マティ・ラトバラ、ユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピ)と、チーム代表のトミ・マキネン氏。
3人のドライバー(左から、ヤリ-マティ・ラトバラ、ユホ・ハンニネン、エサペッカ・ラッピ)と、チーム代表のトミ・マキネン氏。拡大
ヤリ-マティ・ラトバラは2010年、2014年、2015年にWRCの年間ランキングで2位となっている。
ヤリ-マティ・ラトバラは2010年、2014年、2015年にWRCの年間ランキングで2位となっている。拡大
2017年シーズンを戦う「ヤリスWRC」。
2017年シーズンを戦う「ヤリスWRC」。拡大
エンジンには380psを発生する1.6リッター直噴ターボを採用。トミ・マキネン氏は同車を「信頼性と速さを兼ね備えている」と評している。
エンジンには380psを発生する1.6リッター直噴ターボを採用。トミ・マキネン氏は同車を「信頼性と速さを兼ね備えている」と評している。拡大
「ヤリスWRC」とチーム代表のトミ・マキネン氏。
「ヤリスWRC」とチーム代表のトミ・マキネン氏。拡大

元フォルクスワーゲンのワークスドライバーを起用

WRCで4度の世界王者に輝いたトミ・マキネン率いるトミ・マキネンレーシングとのジョイントによって進められたこのプロジェクトは、2015年夏より参戦マシンである「ヤリスWRC」の開発をスタート。開発ドライバーを担当したフィンランド人ドライバー、ユホ・ハンニネンが、2017年に同車のステアリングを握ることは既に発表されていたが、今回、同じくフィンランド人のヤリ-マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピの2人と契約に合意したことが発表された。

ラトバラは2002年にWRCに初参戦。その後、フォード、フォルクスワーゲンとワークスチームを渡り歩いてきたが、今シーズン終了後、フォルクスワーゲンがWRCから撤退したことで、その去就に注目が集まっていた。

一方、ラッピは2012年にフィンランド選手権、2014年にヨーロッパ選手権を制した若手の注目株で、2015年にシュコダ・モータースポーツからファビアR5でWRC2に参戦。今年のWRC2チャンピオンを獲得した。2017年はテストドライバーとしてヤリスの開発に参加する。

2017年シーズンの参戦車両がお披露目に

今回お披露目されたヤリスWRCは、欧州各地においてハンニネンがテストを実施。時にはマキネン自身もドライブするなど、精力的に調整が進められてきた。2017年WRCの開幕戦、モンテカルロラリーを来月に控え、調整は最終段階に入ったといえる。

WRCのトップカテゴリーマシン、WRカーは、この2017年より新しいレギュレーションに変更された。具体的には、より大きな空力デバイスの装着、ターボの吸気制限の緩和などが挙げられ、今年までのマシンよりも大幅な性能向上が図られる見通しとなっている。これをうけ、シトロエンは2016年のワークス活動を休止して開発に専念。2016年秋に開催されたパリサロンで「C3 WRC」を発表した。フォードもニューマシンの開発を進め、先ほどその2017年シーズンの競技車両を発表。ヒュンダイも先日イタリアで開催されたイベントでニューマシンをお披露目した。今回のトヨタの発表により、各メーカーの2017年参戦マシンが姿を現したことになる。

(文と写真=山本佳吾)

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