メルセデス・ベンツが「マイバッハSクラス」をより優雅にマイナーチェンジ
2017.09.08 自動車ニュース![]() |
メルセデス・ベンツ日本は2017年9月8日、マイナーチェンジを受けた「メルセデス・マイバッハSクラス」を発表し、同日予約受け付けを開始した。
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最新のアシスタンスシステムを搭載
メルセデス・ベンツ内の最上級ブランドとして位置づけられるメルセデス・マイバッハ。メルセデス・ベンツ日本でも、2015年2月にメルセデス・マイバッハSクラスを発売しているが、ベースとなる「Sクラス」のマイナーチェンジに伴い、最新型を導入した。
マイバッハSクラスは、Sクラスのフロントマスクを受け継ぎながら、ロングモデルよりもさらに20cm長いホイールベースにより、後席の居住性をさらに高めたのが特徴だ。
左右が独立した後席は、バックレストが43.5度までリクライニング可能で、オットマンが備わるエグゼクティブシートを採用。Sクラスとは異なるルーフラインとすることで、さらに広いヘッドルームを確保している。「究極のエクスクルーシブ」を掲げるだけに、上質な素材をクラフトマンシップにより仕上げた豪華なインテリアも魅力のひとつだ。さらに、ドイツのハイエンドオーディオブランド「ブルメスター」と共同開発したサウンドシステムやリアエンターテインメントシステムなど、豪華な装備がめじろ押しだ。
今回のマイナーチェンジでは、新しいSクラス同様、3本の光ファイバーを配したヘッドライトや、ツインルーバーを備えたラジエーターグリルを採用するなど、エクステリアの化粧直しを実施。また、「インテリジェントドライブ」の機能強化やテレマティクスサービス「Mercedes me connect」の導入なども行っている。
例えば、メルセデスの統合的安全性を実現するインテリジェントドライブでは、高速道路走行時にウインカーの操作により自動的に車線を変更する「アクティブレーンチェンジングアシスト」を新たに搭載。また、スマートフォンにより、車外から駐車操作が可能な「リモートパーキングアシスト」を採用した。レーダークルーズコントロールシステムの「アクティブディスタンスアシストディストロニック(自動再発進機能付き)」が、停止後30秒以内であればドライバーの操作がなくても自動的に発進するように機能強化されたのも、Sクラスと同様である。
さらに、Sクラスから導入したテレマティクスサービスの「Mercedes me connect」では、事故の際にコールセンターに自動通報する24時間緊急通報サービスや、ナビゲーションの目的地の設定やレストランやホテルなどの検索・予約をオペレーターが行う24時間コンシェルジュサービスなどを利用できる。
パワーユニットは、気筒休止機構を備える4リッターV8ツインターボ(469ps)を「マイバッハS560」に、6リッターV12ツインターボ(630ps)を「マイバッハS650」にそれぞれ搭載。駆動方式はFRで、マイバッハS560では4WDの4MATICを選ぶこともできる。
ラインナップと価格は次の通り。なお納車は、メルセデス・マイバッハS560 4MATICが2017年9月から、その他は12月ごろから順次行われる予定だ。
- マイバッハS560:2253万円
- マイバッハS560 4MATIC:2253万円
- マイバッハS650:2761万円
(文=生方 聡)
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