プジョー、3列7人乗りSUVの「5008」を発売
2017.09.26 自動車ニュース![]() |
プジョー・シトロエン・ジャポンは2017年9月25日、ミドルサイズSUVの新型「プジョー5008」を発表し、販売を開始した。
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ミニバンからミドルサイズSUVへ
新型プジョー5008は、3列7人乗りのシートレイアウトを持つプジョーの多人数乗車モデルである。2009年に登場した初代は「シトロエンC4ピカソ」とコンポーネンツを共有するミニバンだったが、今回の新型では、そこからコンセプトとデザインを一新。ひと足早く登場した5人乗りモデル「3008」と同じく、エッジの利いたデザインが特徴のミドルサイズSUVに生まれ変わった。
車両骨格には3008と同じく、プジョーの新世代プラットフォーム「EMP2」を採用。グレードは「アリュール」と「GT BlueHDi」の2種類で、前者には1.6リッターガソリンターボエンジンが、後者には2リッターディーゼルターボエンジンが搭載される。
価格は以下の通り。
- アリュール:404万円
- GT BlueHDi:454万円
4640mmの全長で3列7人乗りの乗車空間を実現
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4640×1840×1650mm(アリュールの数値。GT BlueHDiでは全幅が1860mmとなる)、ホイールベースは2840mm。全幅、全高は3008と同レベルであるものの、3列目シートと荷室スペースを確保するため、全長は190mm、ホイールベースは165mm延長されている。
シートアレンジも多彩で、3座独立式の2列目シートには、座席ごとに15cmの前後スライド、および5段階のリクライニングが可能な調整機構を採用。また3列目、2列目シートの格納機構に加え、助手席のシートバックにも可倒機構が備わっており、約3.2mの長尺物も積載可能となっている。
荷室の容量は3列目シートをたたんだ5人乗車の状態で762リッター、2列目シートまでたたんだ状態で1862リッター。3列目シートは脱着式で、座席を取り外すと約38リッターの床下収納が現れる。
充実した運転支援システムにも注目
先述の通り、パワープラントは1.6リッター直4ガソリンターボエンジンと2リッター直4ディーゼルターボエンジンの2種類で、前者は165psの最高出力と240Nmの最大トルクを、後者は180psの最高出力と400Nmの最大トルクを発生。ともにトランスミッションには「EAT6」と呼ばれる6段ATが組み合わされる。駆動方式はいずれもFFのみだが、5つの走行モードとヒルディセントコントロール機能を備えた「アドバンストグリップコントロール」や、マッド&スノーのオールシーズンタイヤの採用により、優れた悪路走破性能を確保しているという。
装備も充実しており、アクティブセーフティーブレーキ、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターシステム、スピードリミットインフォメーション、インテリジェントハイビームなどを標準で採用。リアバンパー下に足を差し入れることで、手を使わずに電動テールゲートを開閉できるハンズフリーシステムなども用意している。
さらに上級グレードのGT BlueHDiには、アルカンタラ&テップレザーのコンビシートを採用。オプションで電動調整機構やマルチポイントランバーサポート、シートヒーター(運転席・助手席)を備えたナッパレザーシートや、パノラミックサンルーフなども選択可能となっている。
(webCG)