三菱が「デリカD:5」を一部改良 特別仕様車「ジャスパー」も発売
2018.04.26 自動車ニュース![]() |
三菱自動車は2018年4月25日、ミニバン「デリカD:5」に一部改良を施し、販売を開始。同時に新たな特別仕様車「ジャスパー」を同年5月17日に発売すると発表した。
より力強いフロントマスクに
三菱の「デリカ」シリーズは、今年で誕生50年を迎える同社伝統のワンボックスモデルである。現行型のデリカD:5はその5代目のモデルとして、2007年にデビュー。今回の改良では、アンダーカバー一体型のフロントバンパープロテクターを採用することで、フロントまわりをより力強くアクティブなデザインに変更した。価格は240万8400円から405万5400円となっている。
また、今回の発表では2017年4月に発売された「アクティブギア」の継続販売についてもアナウンス。ディーゼル車の「Dパワーパッケージ<7人乗り>」をベースとした特別仕様車で、今回の改良にともなって専用ディーラーオプションパッケージ「ACTIVE GEARコンプリートパッケージ」のフロントバンパープロテクターを廃止(カタログモデル、特別仕様車ともに類似形状のフロントバンパープロテクターが標準装備となったため)。代わって、オレンジの「DELICA」ロゴを施したフロントバンパープロテクターデカールを新たに採用した。
一方インテリアでは、専用シートの座面と背もたれに用いているスエード調人工皮革にはっ水機能を追加している。
こちらの価格は、カーナビゲーションシステムの「MMCS」装着車で393万6600円、非装着車で376万3800円。
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夏のレジャーを意識した特別仕様車
同時に発表されたジャスパーは、キャンプなど夏のアウトドアレジャーシーンをイメージしたデザインが特徴の特別仕様車である。ベース車はディーゼルエンジン搭載モデル「Dパワーパッケージ<8人乗り>」で、以下の点を特徴としている。
【エクステリア】
「JASPER」のデカールをテールゲートに、広大な山並みや鹿を描いたサイドストライプとデカールをボディーサイドに採用。メッキ装飾のフォグランプベゼルやウインカー付き電動格納式リモコンドアミラー、アウタードアハンドルや、ダーククローム調塗装の18インチアルミホイールも特徴となっている。
ボディーカラーはいずれもツートンで、同車専用色の「ディープシーグリーンマイカ/アイガーグレーメタリック」に、「アイガーグレーメタリック/ダイヤモンドブラックマイカ」「ウォームホワイトパール/スターリングシルバーメタリック」(3万2400円の有償色)の3種類。
【インテリア】
アッパーグローブボックスとパワーウィンドウスイッチパネルをピアノブラックとし、さらに前者には外観のサイドデカールと同じイメージのイラストデカールを採用。シート生地ははっ水機能を備えた専用スエード調人工皮革(ブラウン&シルバーステッチ)で、心地よい手触りに加え、滑りにくい立体的なボーダーキルティング形状とするなど、機能性にも配慮したものとなっている。装備の強化も図っており、運転席には電動パワーシート(スライド、リクライニング、ハイト、チルト)を採用。7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーションのMMCSも用意している。
【その他】
同車専用のディーラーオプションパッケージとして、キャンプなどのアウトドアレジャーに最適なパーツを組み合わせた「JASPERコンプリートパッケージ」を設定した。価格は11万5797円(参考取り付け工賃7840円を含む)。パッケージの内容は以下の通り。
- フロントバンパープロテクターデカール(「DELICA」文字メッキ調)
- マッドフラップ(レッド、「JASPER」ロゴ入り)
- カーゴフェンス(「JASPER」ロゴ入り)
- シートバンジーコード(ブラウン)
- フロアマット(ブラック&ブラウン、「JASPER」ロゴワッペン付き<運転席/助手席>)
価格は、MMCS装着車で374万7600円、MMCS非装着車で357万0480円。
(webCG)