三菱が「デリカD:5」をビッグマイナーチェンジ
2018.11.21 自動車ニュース![]() |
三菱自動車は2018年11月21日、2018年度内に発売を予定しているミニバン「デリカD:5」の改良モデルを発表し、予約注文受け付けを開始した。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
今回の改良では、内外装デザインのブラッシュアップに加えて、パワートレインや先進安全装備の強化を図るなど、全方位的な進化を遂げている。
外装は「TOUGH TO BE GENTLE(タフ トゥ ビー ジェントル)」をコンセプトに、従来の力強いイメージに加えて、上質感を付与することを目指した。フロントまわりでは、三菱の最新のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」とマルチLEDヘッドライトを採用。リアでは、コンビネーションランプとリアゲートガーニッシュに連続性を持たせたデザインとした。
ボディーカラーには、歴代「デリカ」シリーズが採用してきた「グリーン」を受け継ぎ、新たに「エメラルドブラックパール」を設定。モノトーンだけでなく、「アイガーグレーメタリック」と組み合わせた2トーンも用意する。
インテリアでは、インストゥルメントパネルのデザインを水平基調のものへと一新。サバ杢(原木が二股に分かれたサバ部分)柄の立体木目の装飾を加えることで、上質さを表現している。このほか、ステッチを施したソフトパッドや削り出しメタルのようなデザインのモードセレクトダイヤル、立体盤面のメーターデザインなども採用した。
先進安全装備については、三菱の予防安全技術パッケージ「e-Assist」を新たに設定。歩行者も検知可能な衝突被害軽減ブレーキや全車速域に対応したアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト機能を備えた後側方車両検知警報システムなどにより、ドライバーをアシストする。
既存の2.2リッターディーゼルエンジンにも手を加え、最大トルクを360Nmから380Nmへと強化。ワイドかつクロスレシオ化した新開発の8段ATと組み合わせることで、動力性能と燃費性能の強化(13.0km/リッター→13.6km/リッター、JC08モード)を図っている。また、三菱車としては初めて、排ガス浄化システムに尿素SCRを採用したほか、4WDシステムにヨーレートフィードバック制御を加えることで、ハンドル操作に対する車両挙動の正確さを高めている。
また、標準車のほかに、新たなデザインラインとして、洗練されたモダンなイメージを目指したという「アーバンギア」を設定。エクステリアでは専用デザインのフロントグリルやフロントバンパー、マフラー部分の切り欠きを廃したリアバンパーを採用。インテリアではインパネ装飾にバール杢(根の近くのこぶにできる希少価値の高い木目)を用いたほか、つやのある青みがかった黒木目のアクセントを加えている。
価格は385万円~425万円となる見込み。なお、三菱自動車は、カスタマイズカーの祭典「東京オートサロン2019」(会期:2019年1月11日~13日)に、改良型デリカD:5を参考出品する。
(webCG)