フォルクスワーゲンとフォードが提携に向けた覚書に署名

2018.06.21 自動車ニュース webCG 編集部
 
フォルクスワーゲンとフォードが提携に向けた覚書に署名の画像拡大

独フォルクスワーゲンと米フォード モーターは2018年6月19日、両社の戦略的提携に向けた覚書に署名したと発表した。

 
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今回の提携により両社は、さまざまな共同プロジェクトを通じて競争力の強化を目指す。検討中のプロジェクトのひとつに、商用車の共同開発が含まれているという。なお、株式の持ち合いなどの資本提携は予定していない。

フォードのグローバルマーケット担当社長であるジム・ファーリー氏は、「フォードは、企業としての競争力を高め、市場の動向に適応できる柔軟なビジネスモデルの強化に取り組んでいます。これには、効果・効率を高めるためのパートナーとの協力を含みます。フォルクスワーゲン グループと現在検討している協力は、競争力のある世界的な製品ポートフォリオを生み出し、当社の能力を拡大しながら、どのようにしてビジネスの適応度を高めるのかを示す一例です。私たちは今後、商用車分野におけるお客様のニーズの変化により良く対応し、また両社が相乗効果を出していくために、フォルクスワーゲンのチームと共に行うさまざまな協力に期待しています」とコメント。

一方、フォルクスワーゲン グループ戦略責任者のDr.トーマス・セドラン氏は「市場やお客さまの需要は驚異的なスピードで変化しています。両社は既に、異なる商用車セグメントで確固たるポジションを確立し、互いに補完し合える立場にあります。チャレンジングな市場環境に適応するためには、提携を通じて柔軟性を高めることが最も重要です。これは、『フォルクスワーゲン グループ ストラテジー2025』の中核的な要素でもあります。現在検討しているフォードとの協力は、両社の世界的な競争力を高める素晴らしい機会になるでしょう」と語った。

(webCG)

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