アルファ・ロメオ・ステルヴィオ ファーストエディション(後編)
2018.08.30 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバー谷口信輝が、アルファ・ロメオ初のSUV「ステルヴィオ」に試乗。後編では、その走りを特徴づけるポイントや、SUVとして重要なユーティリティー性についての印象を報告する。走りへのこだわりが伝わる
「コーナーの入り口で思った以上にイン側に切れ込んでいってしまう」とアルファ・ロメオ・ステルヴィオを評した谷口信輝。それならいっそ攻めた走りをしたほうがクルマとの波長が合うということまで前半では語ってくれた。
「とにかく、走りにこだわったクルマなんですよ、きっと」
どうやら、走り屋目線で評価すればステルヴィオにも魅力はあるということらしい。
「例えばギアボックス。マニュアルモードを選んでもエンジン回転数がレブリミットに当たるとシフトアップしちゃうクルマが最近は多いですよね。でも、ステルヴィオはレブリミッターを効かせたままで、シフトアップしない。これはいいですよね」
谷口はステルヴィオのギアボックスがいたく気に入ったらしい。
「ギア比そのものもいいし、シフトカット(シフトアップの際に瞬間的に点火系をオフにし、エンジン出力を抑えてギアチェンジを容易にするテクノロジー。素早いシフトを追求するレース界では広く普及している)が入ったような感じで素早くスムーズにシフトアップするのも気持ちいいですよね」
「あと、シフトダウンしたときにレブリミット近くまでエンジン回転数が上がってしまう場合、日本車だと安全を見積もってシフトダウンをキャンセルしちゃうギアボックスが少なくありませんが、ステルヴィオは結構ギリギリのエンジン回転数になってもシフトダウンしますね。これも気に入りました」
なるほど、ここまで聞いてステルヴィオの走りは少しずつ見えてきた。そろそろデザインに話を移そう。
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!