【パリモーターショー2018】アスパーク、最速のEVスーパーカーを公開

2018.10.05 自動車ニュース webCG 編集部
「アスパーク・アウル」
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アスパークは2018年10月2日(現地時間)、パリモーターショー(開催期間:10月2日~14日)に和製EV「アウル」の最新バージョンを出展した。

ガルウイングドアを採用する「アウル」のボディーサイズは、全長×全幅×全高=4830×1935×990mm。「GT40」と呼ばれる理由となった、「フォードGT」の40インチ(1016mm)の車高よりも低い設定だ。
ガルウイングドアを採用する「アウル」のボディーサイズは、全長×全幅×全高=4830×1935×990mm。「GT40」と呼ばれる理由となった、「フォードGT」の40インチ(1016mm)の車高よりも低い設定だ。拡大
空力を考慮し、デジタルアウターミラーを採用。キャビンは2シーターとなる。
空力を考慮し、デジタルアウターミラーを採用。キャビンは2シーターとなる。拡大

アウルは、2017年9月のフランクフルトショーでワールドプレミアされたEVで、人材派遣を主な業務とする大阪府に本社を置くアスパークがゼロからプロジェクトをスタート。栃木県にある、競技用車両やチューニングパーツなどを製造販売しているイケヤフォーミュラが開発に関与している。

大きく上に開くドアを採用した、スーパーカー然としたアウルのボディーサイズは全長×全幅×全高=4830×1935×990mm、ホイールベースは2757mm。1mを切る車高の低さは、スーパーカーの中でも群を抜いている。白紙から設計されたパイプフレームのシャシーに軽量なカーボンファイバー製ボディーをかぶせ、重量はわずか850kgと発表されている。

モーターを2基搭載した4輪駆動方式を採用し、最高出力435ps、最大トルク764Nmを発生。開発者は、アウルで“世界最速の電動スーパーカー”を目指しており、実際に2018年2月のテストでは0-100km/h加速1.89秒をマークしたという。

今回、価格は310万ユーロ(邦貨換算で約4億0600万円)と発表された。同社は2019年春には試作車を完成させ、2020年には完成車第1号を納車するとしている。

(文=webCG/写真=Newspress)
 

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