ケンウッド、「彩速ナビ」の2019年モデルを発表

2019.01.16 自動車ニュース
ケンウッド初の9V型大画面を採用した彩速ナビTYPE-Mの「MDV-M906HDL」。型番が表すように大画面でありながらHD画質を売り物にする。パネルデザインはケンウッド得意のフルフラット形状でスマート。大画面のメリットを生かしてさまざまなINFO画面を地図画面上に透過表示したのは今回初。この2画面INFO画面は指先ひとつでサイズを変えられる。
ケンウッド初の9V型大画面を採用した彩速ナビTYPE-Mの「MDV-M906HDL」。型番が表すように大画面でありながらHD画質を売り物にする。パネルデザインはケンウッド得意のフルフラット形状でスマート。大画面のメリットを生かしてさまざまなINFO画面を地図画面上に透過表示したのは今回初。この2画面INFO画面は指先ひとつでサイズを変えられる。拡大

JVCケンウッドは「彩速ナビ」の2019年モデル4種を発表し、1月下旬から3月上旬にかけて順次発売する。その内訳は「TYPE-M」が1機種、「TYPE-S」が3機種、「TYPE-L」が2機種、「TYPE-D」が9機種の計15モデル。ただし、TYPE-Dは特定販路向けモデルで店頭には並ばないモデルとなる。

TYPE-Mは9V型大画面を搭載するフラッグシップモデル、今回新設定のTYPE-Sは8V型と幅の異なる2種類の7V型をそろえる中級モデル、TYPE-Lは200mm幅と180mm幅の7V型エントリーモデルである。これまで彩速ナビでフラッグシップの地位にあったTYPE-Zは今回登場せず、代わりに中級モデルだったTYPE-Mが繰り上がって最上位ナビとなり、かつてのTYPE-Mが担ってきた最量販クラスは新登場のTYPE-Sが受け持ち、エントリークラスはTYPE-Lがカバーするというのが新ラインナップの構図である。

MDV-M906HDL専用のリアビューカメラが「CMOS-C740HD」。MDV-M906HDLと組み合わせると従来より高精細なHD画質で後方の映像を映し出すことができる。想定価格は2万円。3月上旬発売。
MDV-M906HDL専用のリアビューカメラが「CMOS-C740HD」。MDV-M906HDLと組み合わせると従来より高精細なHD画質で後方の映像を映し出すことができる。想定価格は2万円。3月上旬発売。拡大

HDクオリティーの9V型モデルが新登場

TYPE-Mは「MDV-M906HDL」のみの設定。このモデルで最大の話題が9V型画面を搭載したこと。ケンウッドナビではこれまで8V型が最大サイズだったが、今回さらにサイズを上げるとともに画面クオリティーも画素数1280×720の「HD画質」に向上させている。これは従来モデルのWVGA(800×400)パネルと比べて約2.4倍の解像度アップとなる。大型の高精細画面でありながら彩速ナビの特徴のひとつであるハイレスポンスのスクロール性能はそのまま維持する。もうひとつ特徴としてきた高音質の音楽再生能力はさらに進化。ハイレゾ対応はもちろんのこと、従来TYPE-Zだけが備えていたハイレゾ音源を高音質のままBluetoothで転送するLDACを搭載、さらに新たな高音質フォーマット「MQA」にも対応するようになった。

操作面での新採用としては「オーガニックGUI」がある。彩速ナビのHOME画面はさまざまな情報を1画面でグラフィカルに表示するが、大画面・高画質を利して多彩な走行情報から安心・安全をサポートするメッセージなどを追加したもの。そうしたINFO画面は透過表示でマップ上に表示することができ、またAV画面と2画面表示させた場合は指先ひとつで表示サイズを自由に変えられるようになった。リアのドライブレコーダーを装着した際にルームミラーの代わりに後方映像を画面に表示する「バーチャルルームミラー」も、地図画面と同時に2画面表示できるようになり、その大きさも自由自在に変えることができる。

そのほか、ルート案内時に目的地や自宅に近づくと音楽再生ボリュームを自動的に下げる機能などの新機能などが加わってナビとしての魅力を高めたほか、本体のHD画質に合わせて高精細なHD画質で後方を確認できるリアビューカメラ(CMOS-C740HD)も別売で用意されるなど、トータルに高画質を追求している点も特徴といえるだろう。

価格はオープンだが市場想定価格が14万円前後とされることから、同じく9V型画面を持つカロッツェリア楽ナビ「AVIC-RQ902」と真っ向から勝負することになりそうだ。発売は3月上旬。

お買い得感のあるTYPE-S

TYPE-MのMDV-M906HDLは9V型ゆえに取り付け可能なのは、主に昨今のトヨタ車などに限られるが、9V型用スペースがない車にはTYPE-Sが適している。TYPE-Sは、9V型よりはひと回り小さいが7V型よりは大きい8V型画面を持つ「MDV-S706L」を用意(2月上旬発売)。7V型も、200mmワイドサイズの「HDV-S706W」、通常の2DINサイズの「MDV-S706」もそろえる(どちらも1月下旬発売)。内容も充実しており、ハイレスポンスな操作性やハイレゾ対応の音楽再生能力は上位機種のTYPE-Mと比べて遜色なく、それでいて想定価格はS706Lで9万円、S706WとS706で7万円という求めやすい価格が売りである。

TYPE-Sは今回新たに設定されたシリーズだが、実質的には従来のTYPE-Mに相当するモデル。例えば、8V型のMDV-S706Lは従来の「MDV-M805L」にほぼ等しく、細部をブラッシュアップさせたものといえるが、価格は従来モデルより2万円安く設定されている(S706WとS706も従来型比マイナス2万円)。もちろん地図は最新版を搭載しているからかなり狙い目のモデルといえよう。

TYPE-Lの「MDV-L406W」と「MDV-L406」はハイレゾ音源対応こそないが、ハイレスポンスな操作性は上級機に近い充実の内容で、想定価格は6万円。地図更新は3シリーズとも1年間の無料更新サービスが付く。

(文=尾澤英彦)

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