ホンダの新事業創出プログラムから生まれたベンチャー企業第1号が発足

2021.06.11 自動車ニュース
Ashiraseが開発を進めている「あしらせ」。
Ashiraseが開発を進めている「あしらせ」。拡大

本田技研工業は2021年6月11日、新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」発のベンチャー企業第1号となるAshirase(あしらせ)が設立されたと発表した。

スマートフォンアプリのルート案内に合わせてデバイスが振動する仕組みとなっている。
スマートフォンアプリのルート案内に合わせてデバイスが振動する仕組みとなっている。拡大
Ashiraseの千野 歩代表取締役。
Ashiraseの千野 歩代表取締役。拡大

ホンダの新事業創出プログラムであるイグニッションは2017年に子会社の本田技術研究所内でスタートしたプログラムだ。2021年4月には対象を本田技研工業も含めた国内全正規従業員にまで拡大。審査を通過したアイデアは社内での事業化だけでなく、ベンチャーとして起業を目指すこともできる。ベンチャーとしての独立性を担保するため、起業した場合のホンダの出資比率は20%未満に制限されるのが特徴だ。

今回設立されたAshiraseは視覚障がい者向けのナビゲーションシステムの開発を手がける企業であり、本田技術研究所で自動運転やハイブリッドシステムのモーター制御を担当していた千野 歩(ちのわたる)氏が代表取締役を務める。ホンダとベンチャーキャピタルのリアルテックファンドから計5000万円の出資を受けている。

Ashiraseが開発を進めるナビゲーションシステム「あしらせ」は、靴の中に取り付ける立体型のモーションセンサー付き振動デバイスとスマートフォンアプリで構成。アプリで設定した目的地に向けて、直進時には足の前方が振動し、右左折時には進行方向側が振動してルートを知らせる仕組みだ。進行方向を直感的に理解できるため、ルートを常に気にする必要がなくなり、より安全な歩行が可能になるという。2022年度中の発売を目指す。

千野氏は「身内の事故をきっかけに、視覚障がい者のより安全で自由な移動を実現したいと活動を始めました。あしらせを開発し、IGNITIONに挑戦して、今回の起業に至りました。発売に向けて、これからたくさんの壁にぶつかることになると思いますが、一つひとつ乗り越え、視覚障がい者の自由な移動の実現に向けて、全力でチャレンジしていきます」とコメントした。

(webCG)

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