三菱が小型SUVの新型「ASX」を発表 欧州向けは「ルノー・キャプチャー」の兄弟車に
2022.09.22 自動車ニュース![]() |
三菱自動車の欧州事業統括会社であるミツビシ・モーターズ・ヨーロッパ・ビー・ブイ(MME)は2022年9月21日、欧州向けの新型コンパクトSUV「ASX」を世界初公開した。
ASXは三菱がグローバルに展開しているコンパクトSUVであり、日本では「RVR」の名で販売されている。欧州市場では2010年に現行型を導入したが、今回の新型については自社の製品ではなく、アライアンスパートナーであるルノーより「キャプチャー」のOEM供給を受けて販売することとなった。
意匠は基本的にベース車と共通だが、フロントには三菱車であるエンブレム「スリーダイヤモンド」を配し、またグリルにも三菱車のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」の要素を取り入れた装飾を施している。
パワートレインの種類は豊富で、1.6リッターガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と容量1.3kWhの駆動用バッテリーを組み合わせたハイブリッドモデルや、同じく1.6リッターガソリンエンジンに2つのモーター、マルチモードの自動変速機に、10.5kWhの駆動用バッテリーと外部からの充電機能を組み合わせたプラグインハイブリッドモデル、1.3リッター直噴ガソリンターボエンジンと6段MTあるいは7段DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル、1リッターガソリンターボエンジンと6段MTを組み合わせた純ガソリンモデルをラインナップしている。
生産はベース車と同じくスペイン・バリャドリード工場で行われ、2023年3月に欧州の一部市場で販売を開始する予定。日本への導入予定はなく、日本やアジアなどの市場では、現行型のRVR/ASXが継続販売される。
(webCG)