『webCG』より新年のごあいさつ
2023.01.01 自動車ニュース日ごろより『webCG』をご覧いただき、ありがとうございます。
皆さまに、謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
さて、年は明けたものの、3年前に発生した新型ウイルスの問題は解消に至らず、半導体部品の供給不足や原材料価格等の高騰も続いています。そのため車両の販売価格は、輸入車を中心に大きく上昇。欲しいときに手に入らず、車種によっては抽選販売が行われるなど、クルマの買い方までもが変わる事態となりました。
そんな昨年は、インフラの整備など課題はあるものの、電動化が進んだ年でもありました。軽自動車規格の電気自動車(EV)である「日産サクラ/三菱eKクロスEV」が日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したというのは象徴的なできごとで、ドイツ車をはじめとする欧州車にも魅力的なEVが増えました。韓国のヒョンデや中国のBYDといった、欧米以外のメーカーも自慢のEVで日本市場に本格参入。それらが日本メーカーにとって脅威となるのか、今後の展開から目が離せません。
一方で、「日産フェアレディZ」「ホンダ・シビック タイプR」の新型や「マツダCX-60」など、非電動の魅力的なモデルも続々と登場し、世のクルマ好きを沸かせました。トヨタの2大看板ともいえる「クラウン」と「プリウス」が、エモーショナルであることをテーマに大変身を遂げたのも、安易なコモディティー化をよしとしない、チャレンジングな自動車のありようを印象づけました。
これらに引き続き、私たちに驚きと喜びを与えてくれるであろう、2023年の自動車業界。果たして、どんな光景が見られるでしょうか?
秋には、「東京モーターショー」から「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」へと名を改めるビッグイベントも控えています。今回は「スタートアップや他産業とも連携して、モビリティーの未来とオールジャパンの力を示す」とのことですが、webCGもまた、プロダクトとしてのクルマに限らず、広く社会のあり方までを見つめ、皆さまにとってためになる情報をお届けしたいと考えています。
本年も、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
(2023年 元旦/webCGスタッフ一同)
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