新型「BMW M2」が日本上陸 6段MT車もラインナップ

2023.02.28 自動車ニュース webCG 編集部
BMW M2(写真はすべて欧州仕様車)
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BMWジャパンは2023年2月27日、高性能クーペ「BMW M2」の国内導入を発表。同日、注文の受け付けを開始した。納車は同年4月に始まる見込み。

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名車の伝統を受け継ぐ一台

今回発売される新型M2は、2016年に登場した初代から数えて2代目にあたるモデル。「1985年に登場し高性能スポーツカーのベンチマークを確立した初代『BMW M3』と、1973年に誕生した『BMW 2002ターボ』の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなMモデル」と位置づけられている。日本仕様車のボディーサイズは全長×全幅×全高=4580×1885×1410mmで、ホイールベースは2745mmである。

エクステリアにおいては、フレームレスのキドニーグリルや拡幅されたフロントホイールハウス、後部がキックアップしたトランクリッド、4本出しのエキゾーストパイプなどが特徴。一方のインテリアは、上級モデルとなるM3や「M4」と共通のコンポーネンツを多用。イルミネーション付きM2ロゴが添えられた「Mスポーツシート」やタッチ操作が可能なカーブドディスプレイが装着されるほか、サーキット走行を視野に入れた「Mカーボンバケットシート」もオプション設定。このシートは多点式シートベルトにも対応しており、前席2脚で約10kgの軽量化を実現する。なお、後席の乗車定員は2人となっている。

新型M2のパワーユニットはM3およびM4の3リッター直6ターボエンジンに小変更を加えたもので、最高出力460PS、最大トルク550N・mを発生する。駆動方式はFR。トランスミッションはパドルシフト付きの8段Mステップトロニック(AT)のほか、6段MTも選択可能だ。前後重量配分は約50:50で、車重についてはAT車が1730kg、MT車が1710kgと20kgの差がある。

ドライブトレインを構成するパーツ類にアルミニウムを多用するなど軽量化が図られた新型M2は、エンジンルーム内にストラットブレースを追加し、フロントおよびリアアクスルを補強するなど、ベースとなる「BMW 2シリーズ クーペ」に対して車体の強化も行われている。また、ハードなサーキットにも対応すべく、耐熱・耐フェード性に優れる大径ブレーキディスクや軽量化された6ポッドMコンパウンドブレーキなども装着されている。

運転支援システムについては、車線変更/車線逸脱の警告システムや衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付き)、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを装備。ACCはAT車にのみ搭載される。発話によるインフォテインメントシステムの操作機能「インテリジェントパーソナルアシスタント」なども利用可能だ。

新型BMW M2の価格は、AT車/MT車共通で958万円。ハンドルの位置はいずれも右のみとなる。

(webCG)

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