ハーレーのプレミアムモデル「CVOストリートグライド」「CVOロードグライド」の新型が上陸
2023.06.16 自動車ニュース![]() |
ハーレーダビッドソン ジャパンは2023年6月16日、「CVOストリートグライド」および「CVOロードグライド」の2023年モデルを国内初公開した。
◆新型「CVOストリートグライド/CVOロードグライド」の細部がわかるフォトギャラリーはこちら
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CVOストリートグライドとCVOロードグライドはともに、ハーレーのモデルラインナップにおいて最上位に位置づけられる「CVO(カスタムビークルオペレーション)」ファミリーのツーリングモデル。今回導入される2023年型は、フルモデルチェンジといえるほどの進化を遂げた最新版である。
新型においては「従来のグランドアメリカンツーリングモデルから大幅に進化した」というデザインがトピックのひとつで、具体的には、ベンチレーションを内蔵した大型フェアリングと、LEDターンシグナルランプ付きのLEDシグネチャーランプ、トリミングが施されたフロントフェンダー、オリジナルエンブレム付きの22.7リッター燃料タンク、新しい立体形状のサドルバッグなどが特徴となっている。
車体のサイズはともに、全長が2410mmでホイールベースが1625mm。新しいフェアリングとエアコントロールベーンの効果で、走行時の快適性も改善されており、装備が同等の2022年モデルと比べた場合、風洞実験における振動は平均60%減少しているという。
パワーユニットは、ハーレー史上最大排気量となる1977ccの空冷Vツイン「ミルウォーキーエイトVVT121」エンジン(最高出力115HP、最大トルク183N・m)。可変バルブタイミング(VVT)機構に加え、新吸気路と「パフォーマンスエキゾーストシステム」を備えたシリンダーヘッド冷却システムの改良(一部の水冷化)により、従来型の「ミルウォーキーエイト117」エンジンに対して、最高出力は9.5%、最大トルクは約8%アップ。VVTによってパワーバンドが広がっており、トルクマネジメントの効率を高めたことにより、燃費も従来モデル比で約3~5%向上している。
足まわりについては、フロントに倒立フォークを採用し、リアサスペンションのトラベル量を50%増やすなどして、従来のCVOモデルより大幅に快適性を向上。ブレーキコンポーネントはブレンボ製で、フロントにはデュアルディスクブレーキ&ラジアルマウントキャリパーがおごられる。
そのほかの特徴的な装備は、以下のとおり。
- パワーデリバリーやエンジンブレーキ特性、ABS、トラクションコントロールを電子制御するライドモード(ロード/スポーツ/レイン/2つのカスタムモード)を採用。
- ABSやエレクトロニックリンクドブレーキング、トラクションコントロールシステムなどをセットにした「Rider Safety Enhancements」を搭載。
- 新デザインでパッド素材を改良したシートを装備(シート高はCVOストリートグライドが715mm、CVOロードグライドが720mm)。
- グリップ部だけでなくインフォテインメントディスプレイでも調整可能なグリップヒーターを標準装備。
- 12.3インチTFTカラータッチスクリーンによるインフォテインメントシステム(スマートフォンとの連携、Wi-Fi接続によるライダー用デバイスとのワイヤレス接続が可能で、ワイヤレスヘッドセット用のBluetoothレシーバーとUSB-Cコネクター、 Rockford FosgateR StageII 4スピーカーオーディオシステムを装備)
価格はともに、標準色「ダークプラチナ/ピンストライプ」のモデルが549万7800円で、ハンドペイント仕上げとなる「ウイスキーニート/レイヴンメタリック」のモデルが621万2800円。2023年6月8日から予約受注が始まっており、同年夏にはデリバリーが開始される。
発表会には、ハーレーダビッドソンCEOのヨッヘン・ツァイツ氏も出席し、新型CVOストリートグライド/CVOロードグライドを「最新鋭のテクノロジーとダイナミックなデザインを有しており、CVOの定義をさらに広げてくれるモデル」と紹介。続いて登壇したハーレーダビッドソン ジャパンの野田一夫 代表取締役も「(両モデルは)ハーレーのトップであるだけでなく、二輪界のベンチマークとして全体のレベルを引き上げるバイクです」などと、その存在をアピールした。
(webCG)
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