伊ファンティックが新型バイク「キャバレロ700」を発表 排気量689ccのスクランブラー

2023.06.28 自動車ニュース webCG 編集部
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ファンティック・キャバレロ700
ファンティック・キャバレロ700拡大

イタリアのバイクメーカー、ファンティックの日本販売総代理店を務めるモータリスト合同会社は2023年6月27日、新型モーターサイクル「ファンティック・キャバレロ700」の注文受け付けを開始した。

 
伊ファンティックが新型バイク「キャバレロ700」を発表 排気量689ccのスクランブラーの画像拡大
 
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伊ファンティックが新型バイク「キャバレロ700」を発表 排気量689ccのスクランブラーの画像拡大

既存のモデルにはない充実した電子制御にも注目

ファンティック・キャバレロは、クラシックなネイキッドスタイルと優れた悪路走破性を併せ持つ「ストリート・スクランブラーモデル」(報道資料より)であり、これまではエンジンの排気量に応じて「125」「250」「500」の3モデルがラインナップされていた。

今回発表されたキャバレロ700は、同シリーズでは初となる2気筒エンジンモデルであり、「ヤマハ・テネレ」などにも搭載される、排気量689ccの水冷4ストローク直列2気筒DOHC 4バルブエンジン「CP2」を搭載。最高出力は74PS/9400rpm、最大トルクは70N・m/6500rpmで、60N・mのトルクが8000rpmまで持続するトルク特性と、優れたレスポンス、ライダーを楽しませるサウンドを実現しているという。

シャシーも他のキャバレロのモデルとは大きく異なり、車両骨格を高張力鋼のメインフレームとアルミ鋳造スイングアームで構成。車重は175kg(燃料を除く)と軽量に抑えられている。サスペンションは前後ともにマルゾッキ製で、フロントにはφ45mmの倒立フォークを、リアにはプログレッシブリンクとモノショックの組み合わせを採用。サスペンションストロークは150mmで、市街地に高速道路、ワインディングロード、林道、そしてオフロードと、さまざまシーンに適する調律がなされているとされる。ブレーキは前後ともにブレンボ製となっており、前:330mm、後ろ:240mmの大径ディスクの採用により、安定したストッピングパワーを発揮するとしている。

充実した電子制御も既存モデルとの違いだ。ABSは、IMU(慣性計測ユニット)によって制御されるコーナリングABS機能付きで、トラクションコントロールも装備。ライディングモードは、ハンドルバーに備えられたコントロールスイッチで「ストリート」「オフロード」「カスタム」の3モードから選択可能となった。また、これらの機能は任意で完全にオフにでき、オフロードではスクランブラーらしい豪快な走りを楽しむこともできるという。

他の装備も充実しており、メーターに代えて3.5インチのTFTスクリーンを採用。灯火類はヘッドランプ、ウインカー、テールランプのいずれもがLED式となっている。

日本における納車時期は2023年秋以降を予定。価格は175万円である。

(webCG)

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