自工会が「ジャパンモビリティショー2023」の開催プログラムを説明
2023.10.04 自動車ニュース日本自動車工業会(自工会)は2023年10月4日、オンラインでの記者会見を開催し、同年10月28日に一般公開の始まる「ジャパンモビリティショー2023」(会期:10月26日~11月5日)の企画概要を説明した。
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現時点で475社の参加が決定しているという、ジャパンモビリティショー2023。主催の自工会は、「乗りたい未来を探しに行こう」をスローガンに、来場者が“未来の日本”を体験できるようなさまざまコンテンツを用意すると意気込む。
既報のとおり、そのメインとなるのは「トーキョーフューチャーツアー」「スタートアップフューチャーファクトリー」「ジャパンフューチャーセッション」の3コンテンツ。今回はそれぞれのプログラムについて、以下のとおり、より具体的な内容が示された。
①トーキョーフューチャーツアー
140社以上が参画する、ジャパンモビリティショーの目玉となるプログラム。総勢100台以上のモビリティーが映像や展示で登場し、「モビリティーが変える未来の東京」を紹介する。
- 来場者はまず巨大なシアターでの映像体験(5分間)で、未来の東京をイメージする。
- 次に“未来の東京が広がる空間”で、モビリティーが「移動の自由」をかなえ、「遊びやスポーツ」「食をはじめとする物流やサービス」「災害現場」において活躍することを実感。
- 11月3日に劇場公開が始まる映画『ゴジラ-1.0(ゴジラ マイナスワン)』とのコラボレーションにより、ツアー内で「ゴジラに壊された街の復興シーンも表現。有事のときでもモビリティーが活躍する様子が紹介される。
②スタートアップフューチャーファクトリー
大企業とスタートアップとのビジネスマッチングを支援するプログラム。参加するスタートアップ企業は190社で、10月8日には、審査員に対して自らの事業計画をプレゼンテーションするピッチコンテスト&アワードの参加企業15社が決まる。
ジャパンモビリティショー会場内では、垂直離着陸が可能な高速ドローンを手がけるエアロセンスや、AIドライブアシスタントを開発したPyrenee(ピレニー)など、100社以上のスタートアップがブースを出展。一般来場者にも、未来の日本を体感し希望を感じてもらえる内容となっている。
③ジャパンフューチャーセッション
モビリティーの未来についてのトークショーを開催。子どもから大人までがワクワクできる、以下9つのセッションを展開する。
【カーボンニュートラル×モビリティーの未来】
概要:使うときだけではなく、ものづくりを含めたモビリティーライフサイクルの視点から脱炭素・地球環境を考える。
日時:10月27日 14時~15時
登壇者:北原啓吾(ExRoad代表取締役COO/CMO)、関山和秀(Spiber取締役兼代表執行役)
【アウトドア×モビリティーの未来】
概要:子どもからシニアまで誰でも楽しめるモビリティー・アウトドアライフの始め方を紹介。
日時:10月27日 16時~17時
登壇者:バイきんぐ 西村瑞樹(お笑いタレント)、藤井昭文(キャンピングカー専門店トイファクトリー代表取締役)、竹下 充(アウトドア雑誌『GO OUT』統括プロデューサー)
【SF×モビリティーの未来】
概要:これから地球に起きる危機にどう立ち向かうか? 映画『ゴジラ-1.0』の公開を記念し、SFが生み出す未来のモビリティーの可能性について語る。
日時:10月28日 10時30分~11時30分
登壇者:山崎 貴(映画監督・脚本・VFX)、小谷知也(「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」所長)
【地球環境×モビリティーの未来】
概要:持続可能な社会のために、モビリティー産業ができる多様なアプローチについて語る。
日時:10月28日 13時~14時
登壇者:大西俊介(富士通 執行役員SEVP Chief Revenue Officer)、高村ゆかり(東京大学 未来ビジョン研究センター 教授)
【モータージャーナリスト×モビリティーの未来】
概要:JMS 2023 の注目ポイントをモータージャーナリストが紹介。自動車にとどまらないモビリティーの未来を語る。
日時:10月29日 13時30分~14時30分
登壇者:五味やすたか(モータージャーナリスト)、今井優杏(モータージャーナリスト)
【TBSラジオ ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」トークイベント】
概要:TBSラジオがお届けする人気ポッドキャスト番組。昔懐かしいクルマにまつわる話から次世代のモビリティーまで、幅広くトーク。
日時:10月29日 16時~17時
登壇者:ジェーン・スー(プロデューサー・作詞家・コラムニスト)、堀井美香(フリーアナウンサー)
【ロボット×モビリティーの未来】
概要:人とロボット、モビリティーの新しいコミュニケーションのかたちを考える。
日時:10月31日 11時~12時
登壇者:林 要(GROOVE X代表取締役社長)、吉藤オリィ(オリィ研究所所長)
【メタバース×モビリティーの未来】
概要:メタバースとリアルを行き来する時代。モビリティーやモノづくりに与える影響とは?
日時:10月31日 17時30分~18時30分
登壇者:加藤直人(クラスター代表取締役CEO)、タツナミシュウイチ(プロマインクラフター 東京大学 大学院情報学環 客員研究員 客員研究員)、佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
【水素×モビリティーの未来】
概要:つくる・ためる・運ぶ・使う 新しいエネルギーの候補となる水素の未来、そこから生まれるモビリティーの未来とは?
日時:11月3日 12時30分~13時30分
登壇者:大平英二(NEDO<国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構>ストラテジーアーキテクト)、花井真紀子(日刊自動車新聞社 代表取締役社長)
これらに加えて、以下3つの主催者プログラムも実施される。
H2エナジーフェスティバル
アーティスト(THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZなど)による音楽ライブや、芸人(アインシュタイン、銀シャリ、トレンディエンジェルなど)のお笑いライブ、TOKYO FMによる公開生放送を開催。ジャパンモビリティショーを盛り上げる。
グルメキングダム(フードコート)
人気店を集めた肉の祭典「ジャパンミートショー」のほか、「ご当地グルメ」「ワールドグルメ」「ファミリーグルメ」を加えた全4エリアで展開。
モータースポーツエリア
屋内では二輪・四輪のレース車両を展示するほか、eモータースポーツの大会やモータースポーツに関するトークショーを展開。屋外会場ではレース車両のデモランを実施する。
さらに、キッザニアとのコラボイベント「Out of KidZania in JMS2023」も開催。参加チケット(平日500円/土・日・祝日1000円)の販売が2023年10月5日に開始される。
ジャパンモビリティショーのチケットは、前売り券(2700円)、当日券(3000円)ともにオンラインのみで販売される。高校生以下は入場無料となっており、自工会としても多くの来場に期待しているという。
(webCG)
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