新型アドベンチャーバイク「MVアグスタ・エンデューロ ベローチェ」登場

2024.08.28 自動車ニュース webCG 編集部
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MVアグスタ・エンデューロ ベローチェ
MVアグスタ・エンデューロ ベローチェ拡大

KTMジャパンは2024年8月27日、伊MVアグスタの新型アドベンチャーモデル「エンデューロ ベローチェ」の日本導入を発表した。

 
新型アドベンチャーバイク「MVアグスタ・エンデューロ ベローチェ」登場の画像拡大
 
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排気量931ccの新型3気筒エンジンを搭載

MVアグスタ・エンデューロ ベローチェは、2024年4月6日に発表された大型のアドベンチャーバイクである。MVアグスタの他のスポーツモデルと同様、同社スタイルセンターの手になる独創的なデザインが特徴で、優れた空力性能と「一目でMV Agustaだと判別できるデザイン」(プレスリリースより)を実現しているという。

エンジンは排気量931ccの直列3気筒DOHCで、124PS/1万rpmの最高出力と102N・m/7000rpmの最大トルクを発生。高回転域でのパワフルさと、3000rpmで最大トルクの85%を発生する柔軟性を併せ持つという。また21インチという大きなフロントホイールのジャイロ効果を相殺するべく、逆回転クランクシャフトを採用。軽量・コンパクトな設計も特徴で、その重量はわずか57kgに抑えられている。

これに組み合わされるトランスミッションは6段で、“バージョン4.0”の最新世代のクイックシフト機能「EAS(Electronically Assisted Shift)」を装備。クラッチ操作なしで、スロットルを開けながらのシフトアップ/シフトダウンを可能にしている。

刺激的なサウンドも同車の特徴とされており、バイパス付きのエキゾーストシステムは、スロットルを開けるとスーパーバイクのような排気音を発するという。

幅広いシーンの走行を想定した車体と足まわり

いっぽう、車両骨格にはペリメーター構造を用いたクローズドダブルクレードルフレームを採用しており、設計や各部の素材を吟味することで、高速走行時の安定性とオフロード走行時のエネルギー吸収能力を両立。後輪の支持には、軽量なアルミ合金のスイングアームを用いている。

サスペンションは前がザックス製の倒立フォークで、コンプレッション、リバウンド、プリロードの調整に対応。ホイールトラベルは210mmとなっている。いっぽう、リアのモノショックも各種調整に対応したザックス製で、210mmのホイールトラベルを確保。プログレッシブリンクを介して車体と接続している。タイヤサイズは前:90/90-21、後ろ:150/70-18で、オンロード走行を主眼としたブリヂストンの「バトラックスA41」を装着。オフロード走行を行うライダー向けに、ブロックパターンの「バトラックスAX41」も認証済みだ。

この足まわりにより、エンデューロ ベローチェは230mmの最低地上高を確保。シート高は870mmだが、調整機構によって850mmまで下げることができる。

オン・オフを問わない走りを支える高度な電子制御

プレミアムブランドの最新モデルらしく、電子制御も充実。車両状態のセンシングには6軸慣性プラットフォームを用いており、動的データをリアルタイムで照合・処理することで、システムによる介入を行うかどうかを判断する。またスロットルシステムはバイワイヤ式で、緻密なトルク管理機能により、エンジン出力を思いどおりにコントロールできるとしている。

調整機能も豊富で、ライダーは状況に応じて「アーバン」「ツーリング」「オフロード」「カスタムオールテレイン」のなかから、好適なライディングモードの選択が可能。トラクションコントロールは作動をオフにできるほか、オンロード用に5段階、オフロード用に2段階、ウエット路面用に1段階の、計8段階の介入レベルを備えている。さらにECUについても、装着タイヤ(ブリヂストン・バトラックスA41もしくはバトラックスAX41)に合わせて制御の変更が可能。エンジンブレーキの介入レベルも2段階で調整可能だ。

またコーナリングABSは、急減速時の後輪の浮き上がりを抑制するRLM(リアホイールリフトアップ軽減)機能と連携し、旋回時にブレーキシステムを制御。介入度合いの設定はレベル1とレベル2の2種類で、スポーツ走行/オフロード走行向けのレベル1を選ぶと、フロントへの介入が弱められ、リアへの介入は解除、コーナリング機能もオフとなり、RLMの介入も抑えられるという。

MVアグスタ・エンデューロ ベローチェの価格は297万円。発売は、2024年12月の予定だ。

(webCG)

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