マクラーレンが日本限定のスペシャルモデル「GTS Signature Collection(シグネチャーコレクション)」を発表

2025.10.29 自動車ニュース webCG 編集部
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マクラーレンGTSシグネチャーコレクション(写真のテーマカラーは「ホーソーン」)。
マクラーレンGTSシグネチャーコレクション(写真のテーマカラーは「ホーソーン」)。拡大

マクラーレン・オートモーティブは2025年10月22日、グランドツーリングモデル「マクラーレンGTS」に、台数22台の限定車「GTS Signature Collection(シグネチャーコレクション)」を設定。日本市場にのみ導入すると発表した。

「ホーソーン」カラーのモデルのインテリア。
「ホーソーン」カラーのモデルのインテリア。拡大
「ホーソーン」カラーのモデルのシート。
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「パラゴン」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。
「パラゴン」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。拡大
「パラゴン」カラーのモデルのインテリア。
「パラゴン」カラーのモデルのインテリア。拡大
「パラゴン」カラーのモデルのシート。
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「ロトンダ」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。
「ロトンダ」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。拡大
「ロトンダ」カラーのモデルのインテリア。
「ロトンダ」カラーのモデルのインテリア。拡大
「ロトンダ」カラーのモデルのシート。
「ロトンダ」カラーのモデルのシート。拡大
「リフレクション」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。
「リフレクション」のテーマカラーでコーディネートされた「マクラーレンGTSシグネチャーコレクション」。拡大
「リフレクション」カラーのモデルのインテリア。
「リフレクション」カラーのモデルのインテリア。拡大
「リフレクション」カラーのモデルのシート。
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同社によれば、マクラーレン・オートモーティブおよびマクラーレン・レーシングの本拠地であるマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)は通常の建築物とは一線を画する存在で、そのデザインの本質は「バランス」と「調和」にあるという。

建物に隣接する湖の水を社屋のエアコンディショニングや風洞実験施設の放熱に利用するなど機能性も兼ね備えており、内部構造についてもそれぞれの業務部門の自立性を保ちつつ、協調を促すよう動線に配慮。これらは「すべてのデザインは意味と機能を持つ」というマクラーレンの思想を色濃く反映したもので、完成から20年以上を経た今でもMTCは変わらぬモダンさを維持しているとうたわれる。 

今回のマクラーレンGTSシグネチャーコレクションは、そのMTCの建築デザインに込められた哲学、そして“科学と自然の調和”にインスピレーションを得たという4種のテーマを反映した限定車。それぞれのテーマにはマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)による数々のビスポークデザインが採用されており、ボディーカラーからユニークなインテリアに至るまで、MTCへのオマージュを表現するものとなっている。

4テーマによるエクステリアはそれぞれ、意図的に控えめな仕立てになってはいるものの、この限定モデルのために開発されたボディーカラーが用意され、一つひとつにMTCと関係するユニークなストーリーが設定されている。2色が用意されるホイールのカラーも、GTSでは初採用。ミラーハウジングにはMTCをモチーフとした繊細なパターンがあしらわれる。 

一方インテリアも、MTCとのつながりを深め、建物デザインから抽出した造形が随所に用いられている。ヘッドレストには「MTC」ロゴの刺しゅうが施され、助手席側ダッシュボードのフェイシアプレートにMTCの側面シルエットがバックライトによって浮かび上がる。さらに、ドア内張りのフェイシアプレートには、MTCの設計図面から俯瞰(ふかん)図の一部を切り取ってデザイン化したものが同系色のトーナルスティッチとして縫い込まれているなど、“マクラーレンのホーム(理念)”を感じさせる仕上がりがセリングポイントとなっている。

GTSシグネチャーコレクションの4種のコーディネートテーマは、具体的には以下のとおり。なお、走行性能にかかわるメカニズムについては、ベースモデルのGTSと変わらない。

テーマ1:Howthorn(ホーソーン)
MTCの豊かな自然環境から着想を得たテーマ。名称は周辺に群生するホーソーン(サンザシ)の木に由来し、深みのあるグリーンメタリック「ホーソーン」をまとう。サテン仕上げのGTシルバー10スポークタービン鍛造アロイホイールとグラファイトグレーのブレーキキャリパーを装着。インテリアには、トーナルコントラストスティッチを施した、アーモンドホワイトセミアニリンレザーを採用している。

テーマ2:Paragon(パラゴン)
MTCブルバードに敷き詰められたタイルからインスピレーションを得た仕様。「パラゴン・ブラック」ペイントは、シルバーメタリックフレークによるきらめきが特徴とされ、MTC建設時のプロジェクト名「パラゴン」にちなんで名づけられた。MTC建築の金属構造に通じる、サテン仕上げのGTシルバータービン鍛造ホイールとグラファイトグレーのキャリパーも装着。そんなエクステリアが、アーモンドホワイトセミアニリンレザーのインテリアとの対比により、MTCを包む光と影のコントラストを想起させる。

テーマ3:Rotunda(ロトンダ) 
建物の地下階に広がる長く白い廊下と、そこへと通じる円形のエントランス(ロトンダ)から着想を得たテーマ。「ロトンダ・ホワイト」ペイントはソリッドなオフホワイトカラーで、清潔感あふれる雰囲気を表現している。ダークパラジウム仕上げのタービンホイールとグラファイトグレーのキャリパーは、建物内部のグレーのタイルをイメージ。スコリアグレー・セミアニリンレザーにトーナルスティッチを施すことで、対称性と光と影の調和を一層際立たせている。

テーマ4:Reflection(リフレクション) 
MTCの象徴である湖が建物のガラスファサードに映り込む情景から着想を得たテーマ。「リフレクション・グリーン」ペイントは、シルバーメタリックフレークを含む独特の下地を持ち、水面に輝く陽光がMTCのガラス建築に反射する様を再現する。ボディーカラーとの対比を強調すべく、ホイールにはダークパラジウム仕上げを採用。インテリアには、スコリアグレー・セミアニリンレザーのシートにトーナルスティッチを施し、上質感を追求した。

なお、上記4種の仕様のすべてに、MSOによる特別なデザイン要素と厳選されたGTSの装備を融合させたという以下のアイテムが装着される。

【エクステリア】

  • MSOビスポークエクステリアペイント 
  • グラファイトグレーブ・ブレーキキャリパー 
  • ビスポーク・ミラーハウジングデザイン 
  • ステルスバッジパック 
  • GTSサイドバッジ 
  • スポーツエキゾースト+ナチュラルチタン・テールパイプ 
  • パノラミックプライバシーティンテッドガラスルーフ 
  • 10スポークタービン鍛造アロイホイール 
  • スペシャルホイールフィニッシュ 
  • プライバシーガラス

【インテリア】

  • ビスポークインテリア 
  • マクラーレン・オレンジのピンストライプ入りVCFパドル 
  • インテリアカラーに合わせたトーンコントラスト・スティッチ 
  • 「MTC」ロゴ刺しゅう入りヘッドレスト 
  • MTCの俯瞰建築設計図をモチーフにした刺しゅう入りドアパネル 
  • MTCの側面建築設計図をモチーフにした助手席フェイシアプレート 
  • MTCエディション記念プレート(センターコンソール) 
  • マクラーレン・ブランディングアームレスト 
  • ジェットブラック・レザーステアリングホイール

【快適装備】

  • ビスポークデザインキー 
  • プラクティカリティーパック 
  • プレミアムパック 
  • ビークルリフト 

(webCG)

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