ファッションの祭典に「あの国」のクルマ
世界屈指の紳士モード見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ」が2026年6月16日から19日までフィレンツェで催された。同イベントは年2回開催。第110回となる今回は、主に2027年の春夏コレクションが出展企業・団体によって紹介された。さっそく会場から自動車にまつわるものを紹介しよう。
前回の春夏コレクションである、2025年6月の第108回に約1万5000人を記録した総来場者数は、約1万4000人にとどまった。同じく第108回におけるイタリア以外の国・地域別来場者数は米国、中国、そして日本を含むアジア諸国の順であったのに対し、今回はドイツ、英国、スペイン、米国、トルコ、オランダ、そして日本の順である。このあたりは、地政学的・経済的不安定要因が如実に反映されている。
経済状況といえば、参加する自動車ブランドもしかりである。かつてはMINI、アバルト、マセラティ、ランボルギーニなどがアパレル系ブランドとのコラボレーション、もしくはオフィシャル・マーチャンダイジング商品をさまざまな形で展開していた。いっぽう、今回の会場で自動車ブランドの実車をともなった参加は、レパスのみであった。中国・奇瑞汽車が2025年から海外向けブランドとして展開を開始した新ブランドである。また、サンタマリア・ノヴェッラ駅から会場に至る通路であるヴィッラ・ヴィットリア庭園には、吉利の「スターレイ」が地元ビッグディーラーによって展示されていた。いずれも服飾ブランドとのコラボレーションではないものの、時代を映し出している。
24h Le Mansの最新コレクションから。レザージャケットの裏地の「ポルシェ917」と「フェラーリ512S」は、1970年の映画『栄光のル・マン』を思い出させる。
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第110回ピッティ・イマージネ・ウオモから。会期2日目にコンサートホール屋上で開催された、サンフラワーのショー。
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会場に展示された奇瑞の海外向けブランド、レパス。
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会場に至る通路に展示されていた「吉利スターレイEM-i」。プラグインハイブリッド車で、価格は3万1900ユーロ(約589万円)。
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