キャデラックがシングルシーターのコンセプトモデル「V-ONEコンセプト」を発表
2026.08.19 自動車ニュース 拡大 |
米ゼネラルモーターズは2026年8月14日(現地時間)、シングルシーターのコンセプトモデル「キャデラックV-ONEコンセプト」を発表した。
レースカー「Vシリーズ.R」の知見をフィードバック
キャデラックV-ONEコンセプトは、ルマン24時間レースを含む世界耐久選手権やIMSAスポーツカー選手権などで活躍するLMDh規定のレーシングカー「Vシリーズ.R」の知見を取り入れたコンセプトモデルであり、レース用ハードウエアをいかにしてドライバー中心の体験へと昇華できるかを探求したものとされている。
開発にはキャデラック・デザインやキャデラック・レーシングに加え、シャシーコンストラクターであるダラーラも参加。パワーユニットはVシリーズ.Rのものと基本設計を共有するハイブリッド機構付きのV8エンジンで、サスペンションやトランスミッション、一部の電子制御システムなどにも、同車ゆずりのアーキテクチャーを採用している。
また、レースで培われた技術を土台とする一方で、V-ONEコンセプトはより扱いやすい車両とすることも目指して開発されているという。
主な技術的特徴は、以下のとおり。
- 最高出力830PSのV8ハイブリッドパワートレイン
- Vシリーズ.Rにインスパイアされたエアロダイナミクスパッケージ
- Vシリーズ.Rと共通のサスペンションコンポーネント(ダブルウイッシュボーンサスペンション、プッシュロッド作動式コイルスプリングおよびトーションスプリング、フロント/リアのラテラルダンパーおよびヒーブダンパーを含む)
また、レースから着想を得た直感的なインターフェイスとデータを可視化するコンセプトにより、ドライバーが車両の性能を最大限に引き出す際に、明確なフィードバックとコーチング機能を提供するとしている。
キャデラックが追求する「パフォーマンスラグジュアリー」を表現
一方で、ゼネラルモーターズの高級ブランドであるキャデラックらしい質感も重視しており、Vシリーズ.Rのプロポーションは保ちつつ、キャデラックのハイパフォーマンスシリーズである「Vシリーズ」の新デザインホイールや、従来のものから刷新されたダークペルソナ仕様のVシリーズエンブレムを採用。シルバーからディープネイビーへとグラデーションを描くハンドスプレーの塗装は、耐久レースにおける昼から夜への移り変わりを表現しているという。
インテリアは「純粋なプロトタイプマシンのハードウエアを、完全オーダーメイドのレース仕様のコックピットへと昇華」させることをコンセプトに開発。むき出しのカーボンモノコックに、没入感のある専用UX/UIとパーソナライズされた素材を融合させることで、キャデラックが追求する「パフォーマンスラグジュアリー」を高次元で体現したとしている。
ステアリングホイールはレーシングエンジニアが開発したもので、ボタン配置はカスタマイズが可能。シートもドライバーに合わせてカスタマイズできるようになっている。また内装には「キャデラックコレクション」のリサイクルファブリックをはじめとする素材を採用。ドアにはシリアルナンバー入りプレートの設置も想定している。
今のところ、V-ONEコンセプトに市販化の予定はなく、グローバル・キャデラックのエグゼクティブ・デザイン・ディレクターであるドミニク・ナジャフィ氏は、「V-ONEコンセプトは、キャデラックが提供するパフォーマンスコンセプトを究極のかたちで表現したものであり、将来のキャデラックVシリーズブランドに対する私たちの意欲を明確に示す存在である」と述べている。
(webCG)







































