BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)

2026.09.03 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 ワインディングロードで新型「BMW iX3」のステアリングを握った多田哲哉さんは、その走りに感心した様子。どんなところが優れているのか、トヨタのエンジニアの視点で語ってもらおう。
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!

“軽さ”も決め手になっている

現在、BMWの最高技術責任者(CTO)を務めるヨアヒム・ポスト博士は、iX3の日本初公開の場となった2025年の「ジャパンモビリティショー」でもプレゼンテーションを行ったとおり、この“現代のノイエクラッセ”の開発で中心的な役割を果たした。多田さんはそんなポスト博士と「スープラ」の開発で一緒に仕事をした間柄である。

「スープラの時もそうでしたが、ポストさんは、とにかく大変な仕事を任される有能な人です。ここまでの新しい技術をいっぺんに入れたノイエクラッセが、こうしてきっちりまとまっているのには、ポストさんの手腕もあると思います」と多田さんは分析する。

「走りにも文句はありません。BMW伝統のFRっぽい味わいも残していますし、アクセルを踏めばメチャクチャ安定して速いです」

iX3は2モーター4WDの電気自動車(EV)だが、資料によるとトルク配分は、後輪駆動をベースとしていて、必要に応じてフロントも駆動する……というFRベースのトルクスプリット4WDに似た制御になっているようだ。

「サスペンションもしなやかで、これは2330kgという意外に軽い車重のおかげもあるかもしれません。2.3t以上のクルマを『軽い』なんて言ってしまうのも気が引けますが、このサイズのEVとしては、軽いのは事実です。これが3t近いレベルになると、ボディー剛性のつくり方から根本的に変えなければならないでしょう」

そういえば前編で「iX3の982万円~1034万円という価格は買い得」と評した時の多田さんも苦笑していた。ただ、この内容の最新EVで、2.3t、1000万円前後というiX3は、相対的には軽くて、割安なのは事実だ。

 
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)の画像拡大
 
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)の画像拡大
 
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)の画像拡大
 
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(後編)の画像拡大