【F1 2026】第13戦イタリアGPでアントネッリが19番グリッドから大逆転勝利、角田は10位入賞

2026.09.07 自動車ニュース bg
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F1世界選手権第13戦イタリアGP決勝が、2026年9月6日、イタリアのアウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァ(5.793km)を53周して行われた。

超高速コースでの予選は、いかに前走車に引っ張ってもらうかの“スリップストリーム合戦”の様相を呈した。セッション終了間際の絶妙なタイミングでコースに飛び出し、前戦で改善されたマシンで完璧なラップを決めたのは、アルピーヌ・メルセデスのピエール・ガスリーだった。2020年にアルファタウリで初優勝を遂げた思い出の地で、キャリア10年目にして初めてのポールポジションを獲得。歴代109人目のポールシッター誕生に、F1最古のサーキットに詰めかけた観衆も沸いた。

レースは、地元ファンの期待を一心に背負ったフェラーリの2台が早々にトラブルに見舞われた。2列目からのスタート直後に、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが並んでシケインに入り、押し出された格好のハミルトンが後退。2周目の最終コーナーでは、ルクレールが大クラッシュを喫し、赤旗中断と受難が続いた。

観客の次なる希望は、20歳になったばかりのイタリア人ドライバー、メルセデスを駆るアンドレア・キミ・アントネッリに託された。パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティーで19番グリッドから出走。スタート後は怒涛(どとう)の追い上げを見せ、28周目にバーチャルセーフティーカー(VSC)が出るとニュータイヤに履き替えてトップを猛追し、残り4周で首位の座を奪った。これで今シーズン7勝目。イタリア人によるイタリアGP優勝は、1966年ルドビコ・スカルフィオッティ以来、60年ぶりの快挙となった。

2位はジョージ・ラッセルで、メルセデスはイタリアで2017年以来となる1-2フィニッシュを達成した。赤旗後に履き替えたハードタイヤで50周も走り続けたことで、最後にはタイヤが音を上げ、チームメイトに完敗した。

3位はレッドブル・レッドブル・フォードのマックス・フェルスタッペンだった。5番グリッドからレース序盤はメルセデス勢を従えてトップを走行。アントネッリ同様VSCでフレッシュなタイヤに交換し、挽回してポディウムを勝ち取った。

ドラッグが大きいマクラーレン・メルセデスは、2連勝中だったランド・ノリスが4位、オスカー・ピアストリが5位と表彰台に届かず。ハミルトンは最終的に6位に終わった。

ポールシッターのガスリーは、スタートからあっという間にトップチームに抜かれるも、7位をキープしてチェッカードフラッグ。レーシングブルズ・レッドブル・フォードの新人アービッド・リンドブラッドは9番グリッドから8位入賞。アルピーヌのフランコ・コラピントは9位。そして代役参戦2レース目となったレーシングブルズの角田裕毅は10位に入りポイントを手にした。

以下、11位ガブリエル・ボルトレート(アウディ)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)、13位カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ・メルセデス)、14位リアム・ローソン(レッドブル)、15位オリバー・ベアマン(ハース・フェラーリ)、16位エステバン・オコン(ハース)、17位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、18位セルジオ・ペレス(キャデラック・フェラーリ)、19位バルテリ・ボッタス(キャデラック)が完走した。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位アントネッリが267点、2位ラッセル201点となり、アントネッリのリードは66点に広がった。3位ハミルトン191点、4位ノリス171点、5位ルクレール155点と並んでいる。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位メルセデス468点、2位フェラーリ346点、3位マクラーレン287点、4位レッドブル204点、5位レーシングブルズ75点といった上位の顔ぶれとなる。

次の第14戦スペインGPは、首都マドリードに新設されたコース、マドリングを舞台に、9月13日に決勝が行われる。

(文=bg)

F1第13戦イタリアGPを制したメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ。母国で今季7勝目を飾り、ポイントリードを66点にまで拡大させた。(Photo=Mercedes)
F1第13戦イタリアGPを制したメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリ。母国で今季7勝目を飾り、ポイントリードを66点にまで拡大させた。(Photo=Mercedes)拡大

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