■iQより小さな都市型EV、「トヨタFT-EVII」
トヨタ自動車は、近距離移動用のEVコンセプトカー「FT-EVII(エフティーイーブイツー)」を、東京モーターショーに世界初出展する。
■あえてレトロなテイストに
「FT-EVII」は、2012年に米国へのEV導入を考えるトヨタ自動車が、都市での近距離移動を目的とするコミューターとして提案するコンセプトカー。日常の使用に十分な航続距離とコンパクトなボディ、4名乗車が可能なパッケージングが与えられた。
全長×全幅×全高=2730×1680×1490mmは、超高効率パッケージを謳う「iQ」よりも短い全長。EV専用モデルとして開発され、リチウムイオンバッテリーを床下配置することで、4名乗車のパッケージを実現する。
100Vおよび200Vの一般家庭のコンセントから充電が可能。200Vでは7.5時間で満充電となる。最高速度は100km/hを達成、航続距離は90km以上を確保するという。モーターはフロント部に配置され、前輪を駆動する。
充電口はフロントのトヨタエンブレムを開けると登場。なおこのエンブレムには黄色があしらわれるが、これはトヨタが「ハイブリッドは青」「EVは黄色」のイメージカラーを設定していることによる。
狭い駐車スペースでの利便性と後部座席へのアクセスを考慮して、両側スライドドアが与えられた。
フロント左右ヘッドランプの間にはエクストラウィンドウが設けられ、リアコンビネーションランプにはシースルー処理が施されるなど、視界を広く確保する。サイドミラーはなく、左右に備わるリアビューカメラの映像がディスプレイに映し出される。
サンルーフも兼ねる透過型のソーラーパネルは、補器類用の充電を行う。
未来的に表現されがちなEVだが、あえてデザインはレトロなテイストを採用。ステアリングホイールやペダル類は無く、トヨタのパーソナルモビリティ「i-REAL」同様、足を使わず両手で操作するドライブインターフェースが与えられる。
シートにはジェル素材が用いられ、体圧の分散と空調機能を兼ね備えたパターンにより、優れた快適性が追求されている。
(webCG 本諏訪)
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