「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア展」開催
2009.09.25 自動車ニュース「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア展」開催
2009年9月24日、東京・江東区青海の日本科学未来館で「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア展」が幕を開けた。
■美しいことに意義がある
「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア展」は、イタリア貿易振興会がイタリア各州政府の協賛のもと、「日本におけるイタリア 2009・秋」の主要なプログラムとして企画開催するものである。
テーマはモビリティ。自動車をはじめ自転車、オートバイ、鉄道、船舶、航空機、そして宇宙開発に至るまで、美しいフォルムと最先端のテクノロジーが融合したMade in Italyの製品および模型を、文化的な見地から紹介するというものだ。
自動車関連の展示は、ピニンファリーナのコンセプトカー「NIDO」、ジウジアーロのコンセプトカー「Quaranta」、ミクロ・ヴェットの電気自動車「QUBO」、往年のレーシングスポーツであるビッザリーニP538の心臓をプラグインハイブリッドとした「エコ・タルガ・フローリオ」、そして既報の「フィアット500PUR-O2」など。いずれも機能性と美しさに加え、環境への配慮も備えていることが特徴である。
鉄道や船舶、航空機はスぺースの制約から模型の展示となったが、オートバイや自転車はもちろん実物が並べられていた。「ドゥカティ」や「MVアグスタ」、「チネリ」や「デローザ」など、製品それ自体がスタイリッシュであることもさることながら、その魅力を最大限に引き出すディスプレイにも目を見張った。
さらに車両関連サービスのアイテムとして、タイヤチェンジャーやホイールバランサーなどの整備機器や、「ブレンボ」のブレーキや「マニエッティ・マレリ」の電子制御システムなどの部品類までもが、まるで美術館の芸術作品のように展示されているのにも驚かされた。
オープニングセレモニーで、主催者が幾度となく「イタリア製品は、昔から一貫して機能や性能と同時に美しさを追求している」という意味合いのコメントを口にしていたが、その言葉が実感として伝わってくるイベントといえよう。
「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア展」は、2009年10月17日まで開催される。入場は無料である。
「ZIGZAG 伝統革新 未来を走るイタリア」
http://www.italy-zigzag.net/
(文と写真=田沼 哲)
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