トヨタの最新安全技術を体験(後編)
2012.11.19 自動車ニューストヨタの最新安全技術を体験(後編) 本格運用を開始した「ITS実験場」を行く
2012年11月14日、トヨタ自動車は東富士研究所で「安全技術説明会」を開催した。会場では衝突事故の軽減・回避を目指す技術のほか、研究所内に新設された「ITS実験場」における、研究開発中の路車間・車車間通信システムのデモンストレーションも行われた。
■画面表示と音声で注意を喚起
トヨタは東富士研究所内に3.5ヘクタールの広さを持つ「ITS実験場」を新設、総務省より2011年12月にITS向け周波数として割り当てられた700MHz帯の電波が利用可能な路車間通信装置、車両検知装置、歩行者検知装置、コース監視装置、交通信号機・制御装置などを設置して、本格運用を開始している。
この日行われたのは、ITS実験場における実証実験の同乗体験。路車間通信を用いて信号の見落としをドライバーに知らせる「信号見落とし防止支援システム」、交差点内における右折時に直進車および横断歩行者の存在を知らせ、ドライバーに注意を喚起する「右折時衝突防止支援システム」、そして車車間通信を用いた見通しの悪い交差点で他車の接近を知らせる「周辺車両認知支援システム」のデモンストレーションを体験した。いずれの支援システムも、インパネへの画面表示と音声でドライバーへ注意を喚起するというものだった。
(文と写真=沼田亨)
トヨタ の中古車
あなたにおすすめの記事
新着記事
-
NEW
次期フラッグシップはハイブリッドに! ランボルギーニの戦略についてキーマンが語る
2021.2.26デイリーコラム環境問題にコロナウイルスの影響。スーパースポーツカーを取り巻く環境が厳しさを増すなか、ランボルギーニはどう時代を乗り越えていくのか? 「アヴェンタドール」後継モデルの情報もあわせ、日本のトップに話を聞いた。 -
NEW
第640回:個性よりもバランス グッドイヤーのミニバン専用タイヤ「エフィシェントグリップRVF02」を試す
2021.2.26エディターから一言快適性を追求したミニバン専用タイヤ「グッドイヤー・エフィシェントグリップRVF02」が登場。13インチから20インチの全40サイズが2021年3月1日に発売される。早速、クローズドコースでその実力を確かめた。 -
NEW
ランドローバー・レンジローバー イヴォークSE P250(4WD/9AT)【試乗記】
2021.2.26試乗記ランドローバーが擁するプレミアムSUV製品群の「レンジローバー」シリーズ。その中にあって最もコンパクトなモデルが「レンジローバー イヴォーク」だ。東京から雪の群馬・嬬恋へのドライブを通し、そのボディーに凝縮されたレンジローバーの魅力に触れた。 -
三菱の最新電動SUV「エクリプス クロスPHEV」「アウトランダーPHEV」の魅力に迫る
2021.2.25電気の力を多彩に活用 三菱の最新PHEVを味わう<AD>三菱自動車のプラグインハイブリッド車は電気の使い方が多彩だ。環境対応は当然として、走りの楽しさと上質さも追求。さらにクルマ自体を“電源”としても使えるようにしている。「エクリプス クロスPHEV」と「アウトランダーPHEV」、2台の最新モデルでその世界を味わってみた。 -
第695回:欧州カーシェアリングの切ない傷跡 ピニンファリーナのブルーカーにささげる言葉
2021.2.25マッキナ あらモーダ!かつて欧州におけるカーシェアの先駆けとしてパリで展開されていた「オトリブ」の車両に、イタリア・トリノで出会った大矢アキオ。「どうしてこんなところに?」と考えるうちに、同市のカーシェアを巡る意外な事実が判明したのだった。 -
ポルシェ・タイカン ターボ(後編)
2021.2.25谷口信輝の新車試乗高性能を誇るポルシェのEV「タイカン ターボ」にすっかり感心した様子の谷口信輝。しかし、試乗を続けるなかで、走りの特性にちょっと気になる点もあるという。それは一体……?