第60回:ピレリ“黒いこぶし”(その1)
2007.09.01 広告のススメ第60回:ピレリ“黒いこぶし”(その1)
タイヤのこぶし
4本のタイヤが合体して黒いこぶしをつくり、指には自動車メーカーのロゴが入った指輪をはめている。この広告は、二つのことをいおうとしている。
一つは、ピレリのタイヤはアルファロメオ、マゼラーティ、ランボルギーニのような、世界トップレベルの自動車メーカーに装備されているということ。
もう一つは、ピレリ製タイヤが安全であるということ。これが主眼目であろう。
「POWER IN SAFE HANDS」と書かれている。直訳すれば「安全に掌握された力」とかになるだろうが、キャッチコピーらしく訳すとすればどうなるだろう。ともかく、どんなに速度を出しても安全はしっかり確保する、そんなタイヤであることを訴えたいのだ。(続く)
Pirelli“in Safe Hands”/Italy
チーフクリエイティブディレクター:Maurizio Sala
クリエイティブディレクター:Michele Mariani
コピーライター:Maurizio Sala
フォトグラファー:Davide Bodini
プロダクション:Studio Immagine
エージェンシー:Armando Testa/Milan
(文=金子秀之/2003年8月)

金子 秀之
早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。
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