【カーナビ/オーディオ】4万円台のカーDVDプレーヤー、日本ビクターから
2005.03.08 自動車ニュース【カーナビ/オーディオ】4万円台のカーDVDプレーヤー、日本ビクターから
日本ビクターは、JVCブランドの2005年第1弾として、カーオーディオ&ビジュアルを4機種7モデル発表。2005年4月上旬から販売を開始する。
■カーDVD、ついに4万円台の時代へ
──JVCのニューモデルは、1DINサイズのDVDレシーバー「KD-DV6100」&「KD-DV5100」と、CDレシーバー「KD-C444」&「KD-C434」が2機種ずつ。シルバー一色の「KD-DV6100」以外は、シルバーとブラックの2色が用意されていますので、計7モデルというラインナップですね。
石田:CDレシーバーの「KD-C444」以外は、統一されたデザインです。シンプルで使いやすそうなデザインですね。
ブラックフェイスのモデルは、輸入車にも似合いそう。実際、JVCのカーオーディオは海外で人気が高いんですよ。
──しかし、DVDレシーバーも安くなったものですね。「KD-DV6100」が4万6200円、「KD-DV5100」にいたっては4万950円。税抜きなら3万円台! ところでこの2台の違いは何なんですか?
石田:デュアルゾーンという機能があるかないかの差です。デュアルゾーンというのは、フロントスピーカーでFMやAMラジオを聴いているときに、DVDの音声をヘッドホンで聴けるという機能。これがあればリア用のモニターを追加したときでも音がゴッチャにならないで便利です。
逆に、リアモニターを付けるつもりがないなら、必要なし。リアエンタテインメントも楽しめるクルマにするかしないか、ここが、「KD-DV6100」と「KD-DV5100」どちらを選ぶかの境目ですね。
それ以外は、ほぼ同じ。どちらも高精細映像DACや高音質コンデンサー、24bitDACを搭載しているし、7バンドEQ搭載やMP3/WMA対応というのも一緒。あっ、「KD-DV6100」にはフロントパネルにAUX端子がある点は違いますね。
■DVDに圧縮音楽を録音すると何曲入る?
──DVD-R/RWに記録したWMA/MP3の音楽も再生できるんですね。
石田:ソニーのニューモデルも同様の機能を採用していました。ソニーはMP3のみ、JVCはWMA/MP3の両対応という違いはありますが。
この機能、日本ではソニーのほうが早く発表したけど、海外ではJVCが早かったらしい。ま、DVD-R/RWが焼けるマルチドライブ搭載のパソコンが普及して、メディアも安くなって、大量の音楽を手軽にクルマに持ち込めるという意味では、便利な機能です。128kbpsでCD約100枚分、約1000曲を1枚のディスクに収録できますから。
iPodアダプター+対応オーディオにするか、1000曲DVDにするかは、大いに迷うところ。DVD-RWなら自在に書き換えできるのは利点ですね。
──その他の特徴は?
石田:リーズナブルな価格設定ながらクオリティにも踏み込んでいるところでしょう。
とくにDVDの画質。これまでのカーDVDはDVDビデオが見られるというだけで良かったんですが、DVDビデオ再生対応ナビも含めて、これだけカーDVDが普及し始めると、今度は映像のクオリティが問われてくる。そこで高精細映像DACを採用するなど、画質にはけっこう気を遣っている。
また位相特性にこだわるなど、以前からJVCは音質面にも力を入れていて、オーディオ好きの間では定評がありましたからね。まだ聴いてみたわけじゃないですが、このニューモデルも期待できるのでは。
──ではCDレシーバーです。同じ価格なんですね、この2台。
石田:同じ価格で顔違いを2台出すというのは珍しいパターンですね。
機能は「KD-C444」が3バンドパラメトリックEQ、「KD-C434」が6パターンカスタマーイコライザーという違いがある。あと、「KD-C444」のフロントフェイスは電動で開閉するタイプ。「KD-C434」は電動じゃない。あと、フロントAUX-IN端子を備えているのは「KD-C434」だけです。まあ、これはデザインの好みで選んでいいんじゃないでしょうか。クルマのインパネにどちらがマッチしそうか、とか。
■価格帯
□DVD/CDレシーバー
「KD-DV6100-S」:4万6200円
「KD-DV5100-S/-B」:4万950円
●CDレシーバー
「KD-C444-S/-B」:2万3100円
「KD-C434-S/-B」:2万3100円
(文=石田 功)
日本ビクター:
http://www.jvc-victor.co.jp/
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