BMWの大型4座クーペ「6シリーズ」が復活

2003.07.12 自動車ニュース webCG 編集部
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BMWの大型4座クーペ「6シリーズ」が復活

独BMWは、高級4座クーペ「6シリーズ」のニューモデルを、2003年7月10日に公表した。9月に開催される「フランクフルトモーターショー」で正式に発表され、本国ドイツで年末から販売される予定。価格などの詳細はまだ未定だが、フラッグシップの7シリーズと同じ価格レベルになるという。

BMW「6シリーズ」は、初代が1976年3月9日、ジュネーブショー開幕の前日にデビュー。「2500CS」や「3.0CSi」の後継として登場した4座クーペである。先代のアグレッシブなデザインをモダナイズしたスタイリングは「世界でもっとも美しいクーペ」と賞賛され、1989年までつくられた。

今回公表されたのは、新しい5や7に搭載される4.4リッターV8(333ps)を積んだ「645Ci」。トランスミッションは3種類の6段ギアボックス、すなわち、6段MT、6段AT、そしてシーケンシャルの「SMG」から選択できる。6MT仕様は、0-100km/hを5.6秒でこなす動力性能をもち、最高速度はリミッターにより制限された250km/hに達する。

エクステリアには、新型5シリーズや7シリーズのデザインモチーフが随所に採り入れられた。ボディサイズは、全長×全幅×全高=4820×1855×1373mm。ライバルとなるであろう、メルセデスベンツ「CL500」(5000×1855×1400mm)とほぼ同じ大きさだ。
ボディには、アルミとスチール、そして複合素材を組み合わせることで軽量化を施した。シャシーは、5シリーズと同様オールアルミ製。車両前部にアルミニウム軽量化技術(WRAT)を用いるなどして、車重は約1600kgに抑えられた。ちなみに、CL500の車重は1830kgである。

インテリアは、新型7シリーズ以降のBMWと同様、運転に関わる機能をステアリングホイール周囲と「iDrive」に集約した。室内空間の広さはジマンのひとつで、トランクルームにはゴルフバッグ2個と、スーツケース1つを収納できるという。

装備面では、ロードスター「Z4」にも採用された「DDC」(ダイナミック・ドライブ・コントロール)をはじめ、「DTC」(ダイナミックトラクションコントロール)や「DSC」(ダイナミックスタビリティコントロール)などを装備。コーナリング時の横揺れをほぼ完全に補正するという「ダイナミックドライブサスペンション」や、バリアブルレシオの「アクティブステアリング」がオプション設定される。機能装備は高級車らしく、オートマチックエアコンや、最高級ホームオーディオに匹敵するというオーディオシステムが備わる。

(webCGオオサワ)

BMW(インターナショナル):http://www.bmw.com/bmwe/

 
BMWの大型4座クーペ「6シリーズ」が復活の画像

初代6シリーズは、3リッター直6(185ps)を積む「633CS」と、3.3リッター直6(200ps)搭載の「633CSi」(写真)の2グレードで登場した。
 

	初代6シリーズは、3リッター直6(185ps)を積む「633CS」と、3.3リッター直6(200ps)搭載の「633CSi」(写真)の2グレードで登場した。
	 


 
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