日産「ウイングロード」一部改良
2002.11.06 自動車ニュース日産「ウイングロード」一部改良
日産自動車は、ワゴン「ウイングロード」の一部を改良し、2002年11月5日に発売した。また関連会社のオーテックジャパンは、同様の改良を施したウイングロード「ライダー」シリーズ、福祉車両「アンシャンテ」などを発売した。
1.5リッターと1.8リッター「QG」直4エンジンの、アウトプットなどの向上が最大のポイント。1.5リッター「QG15DE」ユニットにおいては、パワーは1psアップし106ps/6000rpm、トルクは0.7kgm太くなり14.5kgm/4000rpmとなった。1.8リッター「QG18DE」は、7psプラスの122ps/5600rpm、0.2kgm増の16.8kgm/4400rpm。
燃費は、1.5リッター+4段AT車がリッターあたり1.4km向上し16.0km、1.8リッターは1.2kmアップの13.0kmとなった(10・15モード)。
環境面では、両エンジン搭載車とも、国土交通省の低排出ガス車認定制度「超-低排出ガス車(U-LEV)」認定を取得。2010年燃費基準にも適合し、2リッターエンジンを含む全車で、グリーン税制の優遇措置として自動車取得税などの減税が受けられるようになった。
また、前席にアクティブヘッドレストを全車標準採用し、安全性の向上を図ったほか、ボディ色に「シリカブレス」「ホワイトパール」の2色を新たに設定した。
なお、今回の一部改良にともない、グレード体系が見直された。価格は、1.5リッターモデルが134.8万円から183.8万円、唯一の4WDモデルとなる1.8リッター版は168.0万円から212.0万円、2リッターモデルは184.8万円と195.8万円。
オーテックジャパンが内外装を飾った「ウイングロード・ライダー」は、エクステリアはそのままに、仕様、装備を若干変更。同時に、フロントのデザインに、「スピード感・スポーティ感を持たせた」(プレスリリース)「ライダープラス」を追加設定した。155.8万円から203.0万円まで。
身体の不自由な方向け「ウイングロード・アンシャンテ」(152.3万円と162.3万円)は、簡単な操作で90度回転する「助手席回転シート」を装着。荷室へ車いすを収納する際の負担を軽減する「車いす収納装備(電動式)」も設定した。主に下肢に障害のある方が、自ら運転するための装置(手動運転装置)を装着した車両「ドライビングヘルパー」も、171.3万円で販売される。
(webCG 有吉)
日産自動車「ウイングロード」:
http://www.nissan.co.jp/WINGROAD/
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