東京モーターショー:ルノー
2001.10.26 自動車ニュース東京モーターショー:ルノー
第35回東京モーターショーに出展するルノー。自動車ジャーナリスト、森口将之が、そのブースについてリポートする。
ルノーのブースは、幕張メッセ西ホール、中央通路を隔てて日産と反対側に設けられた。企業グループごとにスペースをまとめるという方式が、ルノー-日産グループにも採用されたわけだ。しかしその作りは日産とは対照的。いや、ほかのどのメーカーとも違う。
外側は、目の高さの部分を除いて、すべて黒い壁で覆われている。上下の壁の間からブース内に展示されているクルマが見えるという、ブティックのショーウインドーのような雰囲気なのだ。
ブース内は一転してホワイト基調でとても明るいが、天井はモーターショーの会場としては驚くほど低い。こちらもアパレル関係のショールームを思わせる。コンパニオンの服も国産車とは一線を画した、趣味の良いものだ。
壁の内側全体にソファが置かれているのもおもしろい。一般公開日には休憩所になってしまうことも懸念されるが、休んでいる間にもクルマの姿が自然に目に入るので、結果的にはいいかもしれない。
そこに展示されているのは、いずれもルノーの“最新モード”。フランクフルトショーで初公開されたコンセプトカー「タリスマン」を中心に、まわりを「ヴェルサティス」「アヴァンタイム」「ルーテシアV6」「ラグナ」といった面々が囲む。つまり現行の市販車は1台もない。たしか前回の東京モーターショーもこうだった。ルノーにとって大事なのはあくまで「これから」というわけなのだろう。
(森口将之)
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