新型「シトロエンC4」で行く南欧ドライブ
2011.07.31 画像・写真自動車ジャーナリスト笹目二朗が、「シトロエンC4 HDi」を駆り、フランスのパリから“イタリア半島のかかと”に位置するサンタ・マリア・ディ・レウカまでドライブ。これからの行楽シーズン、お出かけの刺激になればこれ幸い(?)、旅の道中を写真を交えて紹介する。(文と写真=笹目二朗)
写真は、ミレーのアトリエなどがあるパリ郊外のバルビゾン村です。
昼ごろ成田をたって、同日の夕方にはパリのシャルルドゴール空港着。クルマを受け取ってから97km走った地点で、1日目の宿泊。旅の足である「シトロエンC4 HDi」は、110psを発生する1.6リッターのディーゼルターボ。6速2000rpmで130km/hに達する。50-90km/hで走る一般路では1000rpmちょっとしか回さないから、燃費も期待できるし、なかなか静か。しかし、排ガス規制の関係で、このままでは日本で乗れない。残念。
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写真は、ミレーのアトリエなどがあるパリ郊外のバルビゾン村です。 昼ごろ成田をたって、同日の夕方にはパリのシャルルドゴール空港着。クルマを受け取ってから97km走った地点で、1日目の宿泊。旅の足である「シトロエンC4 HDi」は、110psを発生する1.6リッターのディーゼルターボ。6速2000rpmで130km/hに達する。50-90km/hで走る一般路では1000rpmちょっとしか回さないから、燃費も期待できるし、なかなか静か。しかし、排ガス規制の関係で、このままでは日本で乗れない。残念。
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ヌヴェールの街にあるサン・ベルナデッテを訪ねる。ベルナデッテは、14歳の時にマリア様に遭遇、ルルドの泉を教示されたとされる女性。ヌヴェールにそのミイラが祭られているというので会いに行く。
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フランスからイタリアへ抜ける途中の、田舎道のパーキングにて。後方の橋を渡っている時に見つけて、ひと休み。
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スイスを通らないようにしてアネシーからサン・ジャン・マリエンヌ経由でイタリア北西部の都市トリノへ抜ける。アルプス越えの峠には雪! 写真の地点は標高2000m。
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今年の5月、ピサの斜塔の補強工事が終わって、また上まで登れることになった。筆者も、41年振りに試してみる。
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トリノから南下。トスカーナの丘陵地帯を走っていると、突如、黒雲襲来。何と雹(ひょう)が降ってきた。皆で木陰に避難。氷の大きさはピンポン玉くらい。あっと言う間に路面は白くなる。ルーフやボンネットはベコベコ、ガラスが割れるかと思った……。
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サトゥルニアのテルメ(温泉)に入る。テレビで見て知ったとおり、あらかじめ水着持参。温泉は、トスカーナの丘の中腹から滝のようにドンドンあふれ出して川になっている。もちろん無料で、老若男女混浴だ。
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イタリア半島の形を長靴に例えるなら、足首のあたり。近年映画でも有名になったアマルフィの隣村、アトラーニに到着。「ルノー・メガーヌ」「フィアット500 」「シトロエンC3」、そして今回が「シトロエンC4」と、ここには4度訪れている。
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カステルメッザーノという、岩山に囲まれた山村。“半島のかかと”のちょっと下。アルベッコ・デラ・チベッタというレストランで食事するためにわざわざ訪ねる。
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アルベッコ・デラ・チベッタは、2001年に「バジリカータ州で最高のルカーノ料理のレストラン」賞を受賞。こちらは女性シェフ アントニエッタの写真で、現在はこの娘(5代目)が伝統の家庭料理の味を引き継いでいる。
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半島のかかとの最南端にある、サンタ・マリア・ディ・レウカの灯台。ここからアドリア海側にUターン。オストゥーニに3泊する。
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オストゥーニのB&B(ベッド&ブレックファースト)「ウリビ」。オリーブ(ウリビ)林の中にある。背景に見えるのはオストゥーニの白い街。
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オストゥーニの街の中心部。シチリアも含め、イタリアの南部は面白い。1年くらい住んでみたいナー。
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海辺の小屋レストランでは、ごらんのように新鮮な海産物が食べられる。イタリア人も生でウニを食べるんですね。
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ポリニャーノ・ア・マーレの海岸線はこんな断崖(だんがい)になっている。バリの洞窟(どうくつ)レストランなども有名だが、ここにもうまいレストランがあり、海を見ながら食事ができる。
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サン・ジミニャーノ。世界遺産にも登録されている、イタリアの有名な観光地だ。高い搭がニョキニョキと立っている。丘の上にあり、さらに搭に登ればトスカーナの丘陵がはるか遠くまで見渡せる。
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帰路はアオスタからピッコロ・サン・ベルナルド峠を経てフランスに戻る。国境には人影なし。
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「シトロエン2CV」が止まっていて、そこは博物館になっている。クレルモンフェランに近い田舎の村。そういえば、2CVはフランスでめっきり少なくなった。
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クレルモンフェランはミシュランタイヤの街である。写真の「ミシュランタイヤ博物館」は、工場の一角に新設されている。
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今回の総走行距離は5870kmで、車載の燃費計によれば、総平均燃費は4.8リッター/100km=20.8km/リッター。実際の給油量で割ると、20.1km/リッターだった。ちなみに、今回の旅で使った燃料代は、1ユーロ=120円で計算すると約5万1500円。レンタカー代金は18日間で920ユーロ=約11万円である。