ヤマハが新型車「MT-125 ABS」を発売 原付二種の新型スポーツバイク

2023.10.12 自動車ニュース webCG 編集部
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ヤマハMT-125 ABS
ヤマハMT-125 ABS拡大

ヤマハ発動機は2023年10月12日、原付二種の新型スポーツバイク「MT-125 ABS」を発表した。同年11月10日に販売を開始する。

 
ヤマハが新型車「MT-125 ABS」を発売 原付二種の新型スポーツバイクの画像拡大
 
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来たれ! ヤングライダー

ヤマハMT-125 ABSは、ネイキッドスタイルのロードスポーツモデル「MT」シリーズの新たなエントリー機種である。コンセプトは「The most AGILE youngest MT」というもので、意のままに操れる俊敏なスポーツ性能と、所有感と安心感を満たす機能、シャープで躍動感あるスタイリングを併せ持つ一台として開発された。

近年、日本では手ごろな原付二種でも変速ギア付きのスポーティーなモデルの人気が高まっており、2019年からは出荷台数も増加傾向にあるという。特に、20代の若者を中心とするエントリー層での人気が高まっており、ヤマハは「YZF-R125」に続き、高いパフォーマンスを手ごろな価格で実現したMT-125を日本に導入することとした。

エンジンは排気量124ccの水冷単気筒SOHC 4バルブで、低回転向けと中・高回転向けの吸気カムが7400rpmで切り替わるVVA(可変バルブ機構)を搭載。幅広いエンジン回転域で、優れたトルク特性と良好な加速性能を実現しているという。

また加・減速時のスムーズな変速をサポートすべく、アシスト&スリッパークラッチとトラクションコントロールシステムを採用。ラジエーターは水温に応じて冷却水の循環経路が切り替わるバイパス式サーモスタット方式で、暖機時間の短縮により燃料消費の抑制に寄与する。

価格を抑えつつ走りのよさと充実した装備を実現

車両骨格は軽さと強度剛性のバランスを追求したデルタボックス型フレームで、左右ピボットの軸間を209mmとしつつ強化部材を織り込むことで、優れた走行性を追求。後端部をショートにした専用設計のリアフレームは、マスの集中を持ち味とするMTシリーズのスタイルを具現するとともに、フロントに荷重をかけやすいライディングポジションにも貢献するとされている。

さらに、高剛性なインナーチューブ径37mmの倒立式フロントサスペンションや、アーム長とのバランスを重視した軽量アルミ製リアアーム、140/70-17サイズのワイドなリアタイヤ、前後幅を詰めて上下にスペースをとった丸い燃料タンク、バーハンドルなどの組み合わせにより、機敏なハンドリングを実現しているという。

装備も充実しており、ネガティブ表示によって視認性の向上を図ったマルチファンクションLCDメーターを採用。上部にLEDポジションランプを備えたコンパクトなLEDプロジェクターヘッドランプは、“にらみ”を利かせたフェイスデザインに加え、軽量・薄型というメリットによってハンドリングのよさにも寄与するとされる。

【主要諸元】
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=2000×800×1070mm
ホイールベース:1325mm
シート高:810mm
重量:138kg
エンジン:124cc 水冷4ストローク単気筒SOHC 4バルブ
最高出力:15PS(11kW)/1万rpm
最大トルク:12N・m(1.2kgf・m)/8000rpm
トランスミッション:6段MT
燃費:49.4km/リッター(WMTCモード)

カラーリングは「パステルダークグレー」「ディープパープリッシュブルーメタリックC」「マットダークグレーメタリック8」の3種類。価格は49万5000円となっている。

(webCG)

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