新型「ホンダ・アコード」発売 先進技術で最高のセダンを追求

2024.03.07 自動車ニュース webCG 編集部
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ホンダ・アコードe:HEV
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本田技研工業は2024年3月7日、新型「アコード」を同年3月8日に発売すると発表した。

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新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=4975×1860×1450mm。ホイールベースは先代と同じ2830mmとなっている。
新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=4975×1860×1450mm。ホイールベースは先代と同じ2830mmとなっている。拡大
外観においては、先代以上にロー&ワイドなフォルムが特徴とされる。
外観においては、先代以上にロー&ワイドなフォルムが特徴とされる。拡大
内装はブラック基調。シートは肉厚なクッションと高触感レザーで仕立てられている。
内装はブラック基調。シートは肉厚なクッションと高触感レザーで仕立てられている。拡大
センターディスプレイは横長12.3インチ液晶タイプ。Google搭載のインフォテインメントシステムが採用されている。
センターディスプレイは横長12.3インチ液晶タイプ。Google搭載のインフォテインメントシステムが採用されている。拡大
見やすく使いやすいインターフェイスも自慢。ひとつのダイヤルで複数の機能が操作できる「エクスペリエンス セレクションダイヤル」を装備する。
見やすく使いやすいインターフェイスも自慢。ひとつのダイヤルで複数の機能が操作できる「エクスペリエンス セレクションダイヤル」を装備する。拡大

上質・快適・便利を追求

新型アコードは、1976年に誕生した初代から数えて11代目。「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」をグランドコンセプトに掲げつつ、初代から続く「人と時代に調和したクルマ」という思想を踏襲し、最新の安全技術や先進装備を搭載。クルマとともにユーザーがより高みを目指せるモデルとして開発したとうたわれる。

エクステリアは先代以上にロー&ワイドなフォルムなたたずまいを演出。力強いノーズと伸びやかで流麗なフォルムが特徴的で、フルLEDの薄型ヘッドランプや横一文字のリアコンビランプもワイド感を印象づける。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4975×1860×1450mm。先代に対しては全長のみ75mm延長され、他の値については2830mmのホイールベースを含め据え置きとなっている。

インテリアはブラック基調で、乗員が手に触れやすい部分にはソフト素材を使用するなどして上質感を追求。肉厚なクッションと高触感レザーを採用したシートや、インパネラインおよびドアラインなどにレイアウトされるマルチカラーのLEDアンビエントランプ(7色)、快適性を高める新制御のエアコンシステムなどがセリングポイントとされている。

さらに、12.3インチのホンダコネクトディスプレイとバイザーレス仕様の10.2インチ液晶メーター、11.5インチ相当のヘッドアップディスプレイも搭載し、見やすく使いやすいインターフェイスとしたほか、ひとつのダイヤルで複数の機能が操作できる「エクスペリエンス セレクションダイヤル」を国内のホンダ車として初めて採用している。

Google搭載のインフォテインメントシステムも国内のホンダ車では初。 普段からスマートフォンなどで使っているアプリがドライブにおいてもシームレスに使えるようになり、より便利でパーソナライズされた快適なモビリティーライフを実現するという。

トランクルームの容量は570リッター。9.5インチタイプのゴルフバッグを4個収納でき、トランクスルーやアームレストスルーも可能だ。

後席については、全体を多面体構造とすることで「優れた乗員支持性」と「包まれるような座り心地」を追求した。
後席については、全体を多面体構造とすることで「優れた乗員支持性」と「包まれるような座り心地」を追求した。拡大
リアドアには、後席用のサンシェードが備わる。
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トランクルームの容量は570リッター。9.5インチタイプのゴルフバッグを4個収納できる。
トランクルームの容量は570リッター。9.5インチタイプのゴルフバッグを4個収納できる。拡大
長尺物を積載するためのトランクスルー機構やアームレストスルー機構も備わる。
長尺物を積載するためのトランクスルー機構やアームレストスルー機構も備わる。拡大
ボディーカラーは、写真の「イグナイトレッド・メタリック」を含む全5色がラインナップされる。
ボディーカラーは、写真の「イグナイトレッド・メタリック」を含む全5色がラインナップされる。拡大

安心して爽快に走れるように

パワートレインはアトキンソンサイクルの2リッター直噴直4エンジン(最高出力147PS、最大トルク182N・m)と新開発の高出力モーター(同184PS、同335N・m)を組み合わせた2モーター式ハイブリッドのみ。従来の同軸モーターに代わり平行軸モーターを新たに採用し、最大トルクを大きく向上させながら優れた静粛性を実現、「e:HEV」の上質で爽快な走りに磨きをかけたとアピールされる。燃費はWLTCモードで23.8km/リッターだ。

一方、減速セレクターは先代の4段から6段へと多段化。最大減速度を大幅に高めるとともに、より自在な減速度コントロールを実現した。最高の6段目に固定すれば、加減速のほとんどをアクセルペダルだけで行う“ワンペダルドライブ”も可能となる。

新開発の「モーションマネジメントシステム」が国内向けのホンダ車として初採用されたのもトピックのひとつだ。コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する電子制御システム「アジャイルハンドリングアシスト」に前荷重制御の技術を加えることで、さまざまな走行シーンでドライバーの思いどおりに運転できるよう支援するという。なおドライブモードについては、「ECON」「COMFORT」「NORMAL」「SPORT」に加え、自分好みの設定が登録できる「INDIVIDUAL」も用意される。

安全面では、最新の全方位安全運転支援システム「ホンダセンシング360」を搭載。約100度の有効水平画角を持つフロントセンターカメラと、フロントレーダーをはじめとする計5台のミリ波レーダーを装備することによって、360度センシングを実現。従来の「ホンダセンシング」の機能に「前方交差点車両警報」「車線変更時衝突抑制機能」「車線変更支援機能」を加え、より安心・安全な運転環境を提供するとうたわれる。

さらに2025年には、「ハンズオフ機能付き高度車線内運転支援機能」「レコメンド型車線変更支援機能」「カーブ路外逸脱早期警報」「降車時車両接近警報」「ドライバー異常時対応システム」を備える「ホンダセンシング360+」も搭載する予定となっている。

新型アコードは「アコードe:HEV」のモノグレードで、価格は544万9400円。ボディーカラーは「プラチナホワイト・パール」「イグナイトレッド・メタリック」「キャニオンリバーブルー・メタリック」「メテオロイドグレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」の全5色がラインナップされる。

(webCG)

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