ホンダがコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルを発表

2024.04.25 自動車ニュース webCG 編集部
【webCG】クルマを高く手軽に売りたいですか? 車一括査定サービスのおすすめランキングを紹介!
ホンダ・ヴェゼル
ホンダ・ヴェゼル拡大

本田技研工業は2024年4月25日、コンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルを同年4月26日に発売すると発表した。

◆ギャラリー:新型「ホンダ・ヴェゼル」を写真で詳しく紹介(94枚)

2024年4月26日に発売される2代目「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデル。内外装を中心にブラッシュアップされた。フロントセクションではグリルとバンパーのデザイン変更が目を引く。
2024年4月26日に発売される2代目「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデル。内外装を中心にブラッシュアップされた。フロントセクションではグリルとバンパーのデザイン変更が目を引く。拡大
リアコンビネーションランプはオールLED化され、水平基調となる2段のグラフィックを採用。ボディーのキャラクターラインともマッチするようにデザインされている。
リアコンビネーションランプはオールLED化され、水平基調となる2段のグラフィックを採用。ボディーのキャラクターラインともマッチするようにデザインされている。拡大
今回のマイナーチェンジで、センターコンソールが左右対称の2段形状に変更された。運転席、助手席の双方からアクセスしやすいデザインになっている。
今回のマイナーチェンジで、センターコンソールが左右対称の2段形状に変更された。運転席、助手席の双方からアクセスしやすいデザインになっている。拡大
新たに設定された「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」。「都市も自然もアクティブに楽しむ」をテーマに、専用の内外装を採用している。
新たに設定された「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」。「都市も自然もアクティブに楽しむ」をテーマに、専用の内外装を採用している。拡大
カーキのダッシュボードやドアトリムが採用された「e:HEV X HuNTパッケージ」のインテリア。
カーキのダッシュボードやドアトリムが採用された「e:HEV X HuNTパッケージ」のインテリア。拡大
「e:HEV X HuNTパッケージ」では、カーキ&ネイビーの専用カラーでコーディネートされたプライムスムース×ファブリックシートを採用。表皮にはっ水・はつ油機能のある FABTECT(ファブテクト)が用いられている。
「e:HEV X HuNTパッケージ」では、カーキ&ネイビーの専用カラーでコーディネートされたプライムスムース×ファブリックシートを採用。表皮にはっ水・はつ油機能のある FABTECT(ファブテクト)が用いられている。拡大
内側のシートを自由に入れ替えてカスタマイズできるインテリアパネルをオプションで用意。エアコンの風でアロマオイルを循環させるホルダーも内蔵される。
内側のシートを自由に入れ替えてカスタマイズできるインテリアパネルをオプションで用意。エアコンの風でアロマオイルを循環させるホルダーも内蔵される。拡大
カッパーメタリック塗装のフォグランプガーニッシュやアンダーガーニッシュを専用装備する「e:HEV X HuNTパッケージ」。
カッパーメタリック塗装のフォグランプガーニッシュやアンダーガーニッシュを専用装備する「e:HEV X HuNTパッケージ」。拡大
「e:HEV X HuNTパッケージ」にはルーフレールが標準で備わる。「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルでルーフレールが装備されるのは同モデルのみとなる。
「e:HEV X HuNTパッケージ」にはルーフレールが標準で備わる。「ヴェゼル」のマイナーチェンジモデルでルーフレールが装備されるのは同モデルのみとなる。拡大
フロントグリルに備わるトリコロールアクセントの配色が変更された「e:HEV Z PLaYパッケージ」。同モデルのみパノラマルーフをオプションで選択できる。
フロントグリルに備わるトリコロールアクセントの配色が変更された「e:HEV Z PLaYパッケージ」。同モデルのみパノラマルーフをオプションで選択できる。拡大

内外装をブラッシュアップ

ホンダ・ヴェゼルは2021年4月に初のフルモデルチェンジを受け、2代目に移行。初代から継承されるスポーティーなデザインと上質で爽快な走り、使い勝手の良さを兼ね備えたアーバンSUVとして多くの支持を得ているという。

今回のマイナーチェンジでは、「EXPAND YOUR LIFE(エクスパンド ユア ライフ)」をグランドコンセプトに設定。内外装のブラッシュアップと、走りの質感や安全性能の進化がうたわれている。

エクステリアでは、フロントグリルとフロントバンパー、リアコンビネーションランプのデザイン変更が目を引く。リアコンビネーションランプはオールLED化され、水平基調の2段のグラフィックを採用する。

インテリアについては、センターコンソールの形状変更がトピック。運転席、助手席の双方からアクセスしやすい左右対称の2段形状に改められた。前席用にUSB Type-Aポートを2口備えていた従来型に対し、最新モデルでは助手席側のポートがUSB Type-Cに変更された。

ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」搭載車では、ダッシュボードやルーフ、フロアの各遮音材と防音材の厚み、配置を最適化することで、エンジンの始動音やロードノイズを低減。静粛性を高め、上質で快適な移動空間を実現したという。e:HEVモデルのFF車ではダンパー減衰力をより緻密に見直すことで、フラットで無駄のない動きを追求している。

パワートレインは基本的に従来型を踏襲するが、エネルギーマネジメント制御を見直すことで、エンジン始動回数、停止頻度を従来型よりも大幅に低減。アクセルレスポンスも向上させている。

4輪に最適な駆動力配分を行い、高いコントロール性と安心感を提供する「リアルタイムAWD」を全モデルに設定。滑りやすい路面でのトラクションコントロールのブレーキ介入タイミングを見直すことで、より安心感のある発進・加速を追求している。純ガソリンエンジン搭載モデルはこの4WD車のみの設定となった。

アウトドアテイストのパッケージモデルを新設定

モデルラインナップは、ガソリン車の「G」と、ハイブリッド車の「e:HEV X」「e:HEV Z」の3種類。ハイブリッド車には「e:HEV Z PLaY(プレイ)パッケージ」と「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」のパッケージモデルを新たに設定している。

e:HEV Z PLaYパッケージは、「洗練のなかに遊び心と個性が光る、都会的なコーディネート」を特徴とし、従来のe:HEV PLaYと同様に2トーンカラーの外板色を採用。フロントグリルに配置したトリコロールのアクセント配色を変更し、ドアロアーガーニッシュにアクセントを効かせたブルーを用いることで、個性や遊び心を表現。内装はグレージュの色味を継承しながら、ピンストライプ/ステッチにライトブルーを配色している。

e:HEV X HuNTパッケージは、「都市も自然もアクティブに楽しむ」をテーマに、ルーフレールや専用アルミホイール、カッパーメタリック塗装のフォグランプガーニッシュなどを装備。シートはプライムスムース×ファブリックにカーキ&ネイビーのカラーを用いた同モデルの専用アイテムで、はっ水・はつ油機能のある表皮素材「FABTECT(ファブテクト)」が用いられている。

先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全車に標準装備とし、従来の衝突軽減ブレーキ(CMBS)や路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)の機能をアップデート。さらにトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)と急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームを追加している。

ボディーカラーには新色の「シーベッドブルーパール」を設定。ヴェゼルでは初採用となる「スレートグレーパール」と「ボタニカルグリーンパール」の2色を含む全7色展開で、e:HEV PLaYは、ルーフがブラックまたはシルバーとなる2トーンカラーのみの設定となる。

ラインナップと価格は以下のとおり。

  • G:264万8800円(4WD車)
  • e:HEV X:288万8600円(FF車)/310万8600円(4WD車)
  • e:HEV X HuNTパッケージ:299万8600円(FF車)/321万8600円(4WD車)
  • e:HEV Z:319万8800円(FF車)/341万8800円(4WD車)
  • e:HEV Z PLaYパッケージ:355万6300円(FF車)/377万6300円(4WD車)

(webCG)

 

関連キーワード:
ヴェゼル, ホンダ, 自動車ニュース