フェラーリのスペシャルモデル「F80」が日本上陸
2025.04.02 自動車ニュース 拡大 |
フェラーリ・ジャパンは2025年4月2日、イタリア大使館において、世界限定799台のスペシャルモデル「F80」を国内初披露した。
◆まさに究極と呼ぶにふさわしい超高性能フェラーリ、F80の外装・内装を見る（66枚）
フェラーリF80は、2024年10月に世界初公開されたハイブリッド・ハイパーカー。フェラーリにとっては、1984年に誕生した「GTO（288GTO）」から「F40」「F50」「エンツォ」「ラ フェラーリ」と続く、“スペチアーレ”（スペシャルモデル）の最新作にあたる。
パワートレインは、3リッターV6ターボエンジン（最高出力900PS、最大トルク850N・m）に2基のフロントモーターと1基のリアモーター（合わせて300PS）で構成され、システム最高出力1200PSを発生する。駆動方式は4WDである。
フェラーリとして初となる電動ターボ「eターボ」や、F1やWEC（世界耐久選手権）のマシン開発で培われたエアロダイナミクス、ブレンボと共同開発した「CCM-R Plus」と呼ばれるブレーキシステムなど、同ブランドが持てる最新鋭の技術が注がれている。
公表されている0-100km/hの加速タイムは2.15秒。最高速は350km/hで、250km/h走行時には1050kgにおよぶダウンフォースを発生するという。
そのボディーは完全新設計の総カーボン製で、サイズは全長×全幅×全高＝4840×2060×1138mm。上方に向かって開くはね上げ式ドアを持ち、運転席側に助手席側より長い衝撃吸収構造を設けつつ車重の軽量化を追求した結果、助手席を固定式とした「1＋1」ともいうべきシートレイアウトとなっている。
フェラーリF80の価格は、付加価値税を除き350万ユーロ（1ユーロ161円換算で5億6350万円）。生産予定台数は世界限定799台で、日本への割り当て台数や配車のスケジュールについては明らかにされていない。
（webCG）
