『CAR GRAPHIC』2025年1月号発売 新技術が照らし出す未来
2024.11.29 From Our Staff『CG』2025年1月号は、いつもより早い2024年11月29日発売です。巻頭記事は、今年10月にワールドプレミアされた「フェラーリF80」のテクニカルリポートです。2013年の「ラ フェラーリ」(と、2016年の「ラ フェラーリ アペルタ」)以来、久しぶりに登場した最新スペチアーレについて、その技術的詳細やトピックを現地からリポートします。
続く特集のテーマは「次世代技術」。ホンダの最新技術が込められた「0シリーズ」をはじめ、エンジン開発の継続に踏み切ったメルセデス・ベンツの近未来戦略や、ヒョンデの描く水素社会への展望などを取り上げます。最新の自動車技術はどのような未来を照らし出すのでしょうか。
ほかにも「マセラティ・グランカブリオ」やロータスの「エミーラ」「エレトレ」、「メルセデスAMG GT63 PRO」「スズキ・フロンクス」などのリポートが続きます。さらに、フィナーリ・モンディアーリをはじめとする国内外の各種イベントリポートも盛りだくさんです。(CG編集部)
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自動車技術の現在地
2024年10月15日に発表された、フェラーリの最新スペチアーレ、F80。最高出力900PS/最大トルク850N・mを発生する3リッターV6ツインターボユニットに、フロント2基、リア1基のモーターを組み合わせた4WDで、そのシステム最高出力は実に1200PSに達します。
1月号の巻頭特集では、このF80に込められた技術的な見どころやトピックを、豊富な写真とともに深掘りしています。1984年の「GTO」登場から、6世代目を数えるスペチアーレモデル。40年という時を経て進化した特別な“跳ね馬”には、果たしてどのようなテクノロジーが盛り込まれているのでしょうか。CG編集長の小野光陽が、イタリア・モデナからリポートします。
続く特集のテーマは、次世代技術です。年々厳しさを増す環境規制や各種法令など、現代のクルマを取り巻く環境は目まぐるしく変わり続けています。自動車メーカー各社は環境や安全に配慮するいっぽうで、顧客の興味を引くような魅力的な製品を生み出さなければなりません。ここでは、困難な課題にチャレンジする、3つのメーカーを取り上げました。
まずは、ホンダ製EVの最新情報です。ホンダの0シリーズといえば、2024年1月のCESで発表され、新たなデザイン言語や技術を盛り込んだ2台のコンセプトカーが記憶に新しいところ。ここでは2026年に発売予定の量産モデルに搭載されるという、数々の次世代技術を明らかにしています。さらに、プラグイン機能を付加することで燃料電池車(FCEV)の弱点を克服する意欲作「CR-V e:FCEV」にも試乗しています。
続いて取り上げるのは、メルセデス・ベンツの将来戦略です。「新規のエンジン開発を終了する」と宣言していた彼らですが、先日発表された新アーキテクチャーには新規開発したエンジンを搭載していることが明らかになりました。その方針転換にはどのような思惑があるのでしょうか。技術ワークショップで発表された内容をわかりやすくリポートします。
3つ目は、日本に再上陸したヒョンデです。BEVに加えFCEVも手がける彼らですが、その水素事業は自動車の枠を超え、社会にまで広がりをみせています。さらに、2025年春の日本導入が予定されているAセグメントBEV「インスター」にもひと足早く韓国で試乗しました。全長約3.8m、韓国内で最も小型な “キョンチャ”(=軽車)に属する「キャスパー」をベースにBEVに仕立てたモデルで、日本導入後は「日産サクラ」や「ホンダN-VAN e:」「BYDドルフィン」といったライバルの集う小型BEV市場で戦いを挑むことになります。果たして、どのようなクルマに仕上がっているのでしょうか。
さらには、1週間で50万人以上の来場者を動員し、かつてのにぎわいを取り戻したパリモーターショーのリポートも。その出展内容には大きな変化があったようです。今年のトレンドをテーマごとに紹介します。
ほかにも、気になるニューモデルとしてマセラティ・グランカブリオや、ロータスの転換点を象徴するエミーラとエレトレ、さらにメルセデスAMG GT63 PRO、インド生産のBセグメントSUVであるスズキ・フロンクスなど、話題の新型車のリポートが続きます。
もちろん、特集や試乗記以外の記事も充実しています。イモラサーキットを舞台に開催された、年に一度のフェラーリの祭典「フィナーリ・モンディアーリ2024」のイタリア現地リポートを皮切りに、イタリア生まれの小型オープンカーが集う「バルケッタ・ミーティング」や、ランチア・クラブ・ジャパンとクラブ・ザガート・ジャポーネの共催による「ザガート・ミーツ・ランチア」、富士スピードウェイを舞台にあまたのマクラーレンがサーキット走行を楽しんだ「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2024」など、国内外で開催された各種自動車イベントについてもバラエティー豊かに取り上げています。
気候に恵まれる秋は自動車イベントのハイシーズン。同じ週末に、各地で複数のイベントが開催されることも。「ああ、こちらのイベントにも参加したかった」「体がふたつあれば」……そう思われたことはありませんか? イベントリポートを読み、参加“気分”を味わうのも、またひとつの楽しみ方かもしれません。CG1月号は定価1740円です。デジタル版は、Amazon/Kobo/BookLive!/ブックパス/SonyReaderStore/Fujisanで購読できます。お近くの書店や、オンライン書店でお買い求めください。
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『CAR GRAPHIC』2025年1月号
発行所:株式会社カーグラフィック
定価:1740円
A4判変型・172ページ
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