トライアンフが「スラクストン400」と「トラッカー400」を日本に導入
2025.12.17 自動車ニュース 拡大 |
トライアンフ モーターサイクルズ ジャパンは2025年12月16日、400ccクラスの新型モーターサイクル「スラクストン400」と「トラッカー400」を発表。同日、予約注文受け付けを開始した。発売は2026年3月を予定している。
最高出力42PSの水冷単気筒エンジンを搭載
トライアンフ・スラクストン400/トラッカー400は、ともに排気量398ccの水冷単気筒DOHCエンジン「TRエンジン」を搭載した、中型のモーターサイクルである。前者は伝統的なカフェレーサーを現代的に再解釈したスタイルを、後者は余計なものをそぎ落としたフラットトラックレーサーを範とするスタイルを特徴としている。
シャシーやエルゴノミクスについても入念に調律されており、スラクストン400では、既存の「スピード400」より低い位置に設定されたクリップオンハンドルや、より後方・上方に設置されたリアフットペグにより、スポーティーなライディングポジションを提供。いっぽうシート高は795mmで、幅広いライダーに対応する乗りやすい設計も重視している。
足まわりは俊敏なライディングを意図したもので、フロントがブラックアルマイト仕上げのφ43mm倒立フォークで、135mmのストローク量を確保。リアにはプリロード調整が可能なガス式モノショックサスペンションユニットを装備し、130mmのホイールトラベルを確保している。タイヤは積極的なライディングにも応える公道向けの高性能スポーツタイヤ「ピレリ・ディアブロ ロッソIV」で、ウエット路面でも抜群のグリップを提供するという。
いっぽうトラッカー400では、リアフットペグの位置はスラクストン400と同じながら、スピード400よりワイドなバーハンドルをやや低い位置に設定。上体を起こしてヒジを外に張る、フラットトラッカーを思わせるアグレッシブなライディングポジションとしている。シート高は805mmだ。
シャシーについては、前がブラックアルマイト仕上げのφ43mm倒立フォーク、後ろがプリロード調整可能なガス式モノショックの組み合わせなのはスラクストン400と共通だが、フロントのストローク量は若干大きい140mmを確保。ブロックパターンのデュアルパーパスタイヤを装着している。
パワーユニットは両車共通で、TRエンジンのなかでも最新のものを採用。レブリミットの引き上げと高回転域での性能強化により、従来のユニットよりパワーが5%向上しており、最高出力は42PS/9000rpm、最大トルクは37.5N・m/7500rpmを発生する。またピーク値の80%に相当するトルクを3000rpmから発生する、柔軟な特性も特徴とされている。組み合わされるトランスミッションは6段で、変速時の負担を軽減するトルクアシストクラッチを装備。ライド・バイ・ワイヤ・スロットルや切り替え機能付きのトラクションコントロール/ABSなども標準で採用している。
カラーリングと価格は以下のとおり。
【スラクストン】
- ファントムブラック/アルミニウムシルバー:84万9900円
- カーニバルレッド/アルミニウムシルバー:86万2900円
- パールメタリックホワイト/ストームグレー:86万2900円
- メタリックレーシングイエロー/アルミニウムシルバー:86万2900円
【トラッカー400】
- ファントムブラック:80万9900円
- レーシングイエロー:82万2900円
- アルミニウムシルバー:82万2900円
(webCG)






















