トヨタ・ランドクルーザー“FJ”VX(4WD/6AT)

こう見えて「ランクル」なので 2026.10.07 試乗記 新たにシリーズに加わった「ランドクルーザー“FJ”」は、ポップな見た目から簡易版のように思われるかもしれないが、その中身は紛れもなく本物であり、道なき道をグイグイと突き進む。これもまた「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」を体現する一台である。
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第4のランドクルーザー

「きれいに維持されていますね。レストアしたのかな?」
オフロードコースの下見をするためにまず乗り込んだ“70”ショートの助手席で思わず口に出してしまった。博物館から引き出して来たデモカーか何かと思ったのだ。何しろ、国内では売っていない3ドアショートボディーのうえに、シートはモケット地で後席には金属製の灰皿もあり、何より三角窓(知ってるかな?)が付いている! でもATだし、なんだか不思議な仕様だと思ったら、走行1500kmほどの最新の“70”だという。中南米およびアジア市場向けのれっきとした新車の“70”ランクルだった。お見それしました。ハイブリッドパワートレインを積む最新モデルだけでなく、40年前とほぼ変わらないワークホースが今も世界各地で働いているのである。

トヨタ車随一の歴史を誇る(1951年の「トヨタ・ジープ」を起源とするから75周年)ランクルファミリーに新たに加わったのがランドクルーザー“FJ”である。2025年のモビリティショーにも出展され、2026年5月に国内発売された“FJ”は、いわばランクルファミリーの末っ子で、そのボディー寸法は全長×全幅×全高=4575×1855×1960mmでホイールベースは2580mmというもの。全長ほぼ5mで全幅2mの“300”や“250”に比べると明らかに小さい。ランクルには憧れるけれど、さすがに大きすぎて持て余すと考えている人への回答である。ちなみに“300”と“250”のホイールベースは2850mm、“70”は2730mmである。

ランドクルーザー“FJ”は「VX」のみのモノグレード(本体価格450万0100円)、エンジンはランクル“250”にも積まれている2TR-FE型2.7リッター4気筒自然吸気で、163PS/5200rpmと246N・m/3900rpmのスペックも同一である。

国内では2026年5月に発売された「ランドクルーザー“FJ”」。相変わらず入手困難なようだが、関係者によれば「来年(2027年)くらいには普通に変えるようになるのでは」とのことだった。
国内では2026年5月に発売された「ランドクルーザー“FJ”」。相変わらず入手困難なようだが、関係者によれば「来年(2027年)くらいには普通に変えるようになるのでは」とのことだった。拡大
ボディーのスリーサイズは全長×全幅×全高=4575×1855×1960mm。“250”や“300”と比べると扱いやすさが際立つ。最低地上高は250mm。
ボディーのスリーサイズは全長×全幅×全高=4575×1855×1960mm。“250”や“300”と比べると扱いやすさが際立つ。最低地上高は250mm。拡大
今回は愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」でオフロードを主体に試乗。国内では売られていないショートの“70”にも乗れた(新車)。世界各国に向けてさまざまな仕様がデリバリーされている。
今回は愛知県にある「さなげアドベンチャーフィールド」でオフロードを主体に試乗。国内では売られていないショートの“70”にも乗れた(新車)。世界各国に向けてさまざまな仕様がデリバリーされている。拡大