トヨタ:8台のコンセプトカーを出展 新ブランド立ち上げも【東京オートサロン2010】
2010.01.15 自動車ニュース【東京オートサロン2010】トヨタ:8台のコンセプトカーを出展 新ブランド立ち上げも
トヨタ自動車は、カスタマイズカーの祭典「東京オートサロン2010 with NAPAC」に、「GAZOO Racingプロジェクト」から生まれたコンセプトカーなど19台を出展した。
■こんなお味はいかが?
「GAZOO Racing」は、トヨタが展開している、クルマ好きの輪を広げるためのプロジェクト。2009年には、サーキットで走りの“味”を追求したというコンプリートカー「iQ GAZOO Racing tuned by MN(GRMN)」を発売するなど、活動の幅を広げており、2010年の幕開けとなるオートサロンには3台のコンセプトカーを出展した。
そのひとつ目は、「GRMN スポーツハイブリッドコンセプト」。ハイブリッドのパワーユニットをミドに搭載するオープンスポーツカーで、「エコロジーと走る楽しさの両立」を狙いとする。
いっぽう、「手ごろな価格でFR車の走りが楽しめないか?」という思いから生まれたというのが、「GRMN FRホットハッチコンセプト」。こちらは、欧州で販売されているFFのコンパクトカー「アイゴ」をベースに、「ラッシュ」などに搭載される1.5リッターエンジン(3SZ-VE)を縦置きし、駆動方式をFRとしたモデルだ。
さらに、コンプリートカー「iQ GRMN」にスーパーチャージャーを組み込み、出力を20%アップしたホットハッチ「iQ GRMN+スーパーチャージャーコンセプト」も並べられ、ブースに彩りを添えた。
■新ブランド「G SPORTS」登場
年々クルマの“味づくり”に精を出すトヨタは2010年、その成果をより多くのユーザーに広めるべく、GRMNとは別のブランド展開も行うことが発表された。
すなわち、専用の内外装パーツやスポーツサスペンションを組み込んだスポーツコンバージョン車の「G SPORTS」、通称「G's(ジーズ)」ブランドで、今年半ばには、実際に車両の販売が始まるとのこと。オートサロンのトヨタブースには、さっそく「FT-86」「ノア/ヴォクシー」「プリウス」の“G Sports Concept”が姿を見せ、来場者の注目を集めた。
この2010年1月から社内に「スポーツ車両統括部」を新設したというトヨタ。プレスカンファレンスでも、豊田章男社長の口からは「今後は、ユーザーがモータースポーツを気軽に楽しめるような商品の開発に力を入れたい」というコメントが飛び出すなど、今後の動きが気になるところである。
(webCG 関)
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