
1962年の東京モーターショーに出展された試作4ドアセダン。フロントエンドの造形は後に登場したフルア・デザインの「マセラティクワトロポルテ」(初代)や「グラース1700」を思わせる。4ストローク4気筒700ccエンジンを横置きしたFFで、「フロンテ800」と直接の関連性はなかったらしい。
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1962年の東京モーターショーに出展された試作4ドアセダン。フロントエンドの造形は後に登場したフルア・デザインの「マセラティクワトロポルテ」(初代)や「グラース1700」を思わせる。4ストローク4気筒700ccエンジンを横置きしたFFで、「フロンテ800」と直接の関連性はなかったらしい。
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生産型のフロンテ800。「ヨーロッパのグランツーリスモをイメージとしたシンプルなスタイル」と謳ったスタイリングには、60年代に一世を風靡した(シボレー)コーベア・ルックの影響がうかがえる。当時はミケロッティの作品という噂もあったが、実際にはスズキの社内デザインである。
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サイドまでまわりこんだ広いリアウィンドウによって、後方視界はすばらしくよさそうだ。サイドウィンドウに曲面ガラスを使用したのは(デビュー時点では)国産初だった。
『第16回:『ハンドメイドの大衆車』スズキ・フロンテ800(1965〜69)(その1)』の記事ページへ戻る