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持続可能な次世代モビリティーを提供するというBMWのサブブランドが「BMW i」。「i3」はその先兵となるコンパクトEVで、2013年7月に世界3都市で同時発表。日本では同年11月に初披露された。
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試乗会が開かれた屋久島では、年間発電量の99.5%を水力発電が占めるという。
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屋久島は、鹿児島県による政策「屋久島CO2フリーの島づくり」の一環としてEVの普及にも積極的に取り組んでいる。写真はこの試乗会に合わせてBMWが新たに設置したEV用充電器。
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ユニークなスタイリングが目を引く「i3」。フロントにはBMWのシンボル「キドニーグリル」を備えているが、もちろんダミーだ。
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インテリアでは、インストゥルメントパネルやドアパネルなど、各所に天然素材を採用。オプションでユーカリの木を使ったウッドトリムも用意される。
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シート表皮は写真のファブリックが標準。オプションのレザーシートには、加工にオリーブの抽出液を使用した、天然なめし加工のレザー表皮を使用している。
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5:5の分割可倒式リアシート。床下にドライブシャフトなどが存在しないため、足元は完全にフラットだ。
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ドアは左右ともBピラーのない観音開き式を採用。ただし、後席の乗員が降車するにはフロントドアも開く必要がある。
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ラインナップは純EVの「i3」と発電用エンジンを搭載した「i3 レンジ・エクステンダー装備車」の2種類。
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ステアリングコラムの右側に備わるコントローラー。パワートレインの始動・停止や、前進、後退などの操作はこちらで行う。
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床下に敷きつめられたバッテリーと、リアに装備された駆動用モーター。レンジ・エクステンダー装備車では、モーターの横(写真では左側)のスペースに発電用エンジンが搭載される。
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「i3」はアクセルオフで、最大約0.2Gという減速度の回生ブレーキが作動。状況次第では、ブレーキペダルを一切踏まずにクルマを完全停止させることができる。
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ラゲッジルームの容量は260リッター。後席を折りたためば、1100リッターまで拡大できる。
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発進時から大トルクを発生させる電動モーターの特性と、1260kg(レンジ・エクステンダー搭載車は1390kg)という車重により、「i3」は0-100km/h加速7.2秒という動力性能を実現。最高速はバッテリー保護の観点から150km/hに抑えられている。
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「i3」は200V/15Aの普通充電により、7~8時間でバッテリーのフル充電が可能。フロントボンネットの下に備えられた充電ソケットで行う。
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日本仕様の「i3」はCHAdeMO(チャデモ)規格のDC急速充電器にも対応。充電口は右側のリアフェンダー上部に備えられている。
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こちらは右側のフロントフェンダーに備わる、レンジ・エクステンダー装備車の燃料給油口。燃料はハイオク指定となる。
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ブラックアウトされたテールゲートが特徴的なリアビュー。
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タイヤはブリヂストンの単独供給。標準のタイヤサイズは、ピュアEV仕様は前後とも155/70R19、レンジ・エクステンダー装備車は前=155/70R19、後ろ=175/65R19の前後異サイズとなっている。
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ボディーカラーはオレンジやシルバー、ホワイトなど全6色。いずれもボディーサイドのドア下部には、ブルーのアクセントがあしらわれる。
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BMW i3
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BMW i3 レンジ・エクステンダー装備車
『BMW i3(RR)/i3 レンジ・エクステンダー装備車(RR)【試乗記】』の記事ページへ戻る