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試乗の舞台は静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター。高低差約100mの“山岳コース”だ。
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試乗車はプロタイプ。日本仕様の開発目標値として全長3915×全幅1730×全高1235mmというスリーサイズが掲げられている(全長はライセンスプレートなしの数値)。
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車重の目標値は1000kg。従来モデルと比較して100kg以上の軽量化を目指す。
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試乗会場に勢ぞろいした歴代の「ロードスター」。
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試乗車のボディーカラーはレッド、ホワイト、ブラックが用意された。
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新型では「魂動(こどう)」デザインを深化させ、乗る人の姿が引き立つ美しいプロポーションを目指したという。
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インテリアは内と外の境界を感じさせない、ボディーパネルがドアトリムまで回りこんできているようなデザインとした。
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ボディーの側面では“書道にも似た緩急ある動き”を前後に走らせ、ロードスターに脈打つ日本の慣性というものを表現したという。
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コックピットには“1本の軸”を通すイメージで、タコメーター(3眼メーターの中央)とステアリングホイールを同軸上に置き、さらに丸型ルーバーを左右対称に配置した。運転に集中できる心地良いタイト感を演出した。
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シートは伝統のヘッドレスト一体型。
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トランクを見る。容量は現時点では未公表。
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4代目ではさらなる軽量化が推し進められた。ボンネットやトランクリッドに加え、新型ではフロントフェンダー、ソフトトップのリンク、前後バンパーのレインフォースメントなどもアルミ化されている。
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1.5リッターのスカイアクティブG(ガソリン)エンジン。日本仕様の開発目標値は131psと15.3kgm。フロントミッドシップレイアウトを採用し、前後50:50の重量配分を実現した。
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ランニングコンポーネントを前から見る。フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン。上下アームのほか、フロントナックルもアルミ化された。
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三角形の重量軽減穴がうがたれた“パワープラントフレーム”が前後アクスルをつなぐ。リアサスペンションの形式はマルチリンク。
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この日の試乗車は1.5リッターガソリンエンジン+6段MT搭載車のみ。エンジンはダイレクトなレスポンスや伸び感だけでなく、サウンドにもこだわっている。
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シャシーとオープンボディーは、FR車ならではの「クルマを操る楽しさ」を追求したという。
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「ロードスター」のエクステリアデザインはトップを開け、ドアガラスを下ろした姿が基本。主役はあくまで人。人の座る位置がボディーの真ん中に感じられるよう、キャビンをやや後方に置いてデザインされた。
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軽さを追求するために、新型ではマツダお得意のグラム単位の軽量化「グラム作戦」が遂行された。強度上影響がない部分には重量軽減穴が開けられ、溶接に影響がない末端部はカットされているという。
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マツダ・ロードスター プロトタイプ
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『マツダ・ロードスター プロトタイプ(FR/6MT)【試乗記】』の記事ページへ戻る
