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新型「ロードスター」はベースグレードで990kgという車重の軽さと、コンパクトなボディーサイズが特徴だが、海外からは「もっと大きい、広いクルマにしろ」という声もあったという。
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足まわりの仕様はリアスタビライザーの有無を除くと基本的に全車共通。「タイヤに頼って曲がるのはだめ。きちんとサスペンションをストロークさせて、車体をロールさせながら曲がるようにした」とのこと。
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日本仕様に搭載される、1.5リッターの直4エンジン。「車両重量が軽ければ、排気量もターボもいらない」というのが山本氏の持論で、「大事なのは結果。乗ったら不満はないでしょう?」と自信をのぞかせていた。
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<プロフィール>
1973年入社。長年にわたりロータリーエンジンの開発に携わり、市販車用はもちろん、ルマンカーのエンジンにも関わってきた。その後は「ミレーニア」や2代目「ロードスター」「トリビュート」などの車両開発推進業務を担当。3代目ロードスターの車両開発副主査を経て、同車の開発主査に就任。現在は4代目ロードスターの開発主査を務めている。
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動物の目を思わせるデザインのLEDヘッドランプ。低いフロントノーズや短いフロントオーバーハングを実現するためには、コンパクトに設計できるLEDの採用が必須だった。
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新型「ロードスター」のベアシャシー。複雑な曲線で構成されたパワープラントフレームや、滑らかな形状のトランスミッションケースなど、各所に軽量化のための工夫が見られる。
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シンプルなデザインのダッシュボード。「『助手席の快適性を犠牲にしておいて、何が人間中心の設計だ』と言われるくらいなら、取ってしまった方がいい」とのことで、グローブボックスは廃止された。
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運転席側から見た「Sスペシャルパッケージ」のインテリア。助手席グローブボックスはないものの、シートバックの後ろに設けた収納ボックスなどにより、従来モデルと同等の収納力を確保しているという。
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2014年9月に千葉県・舞浜で行われた「THANKS DAY in JAPAN」の様子。日本ではこのイベントで、新型「ロードスター」が初披露された。
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神奈川県・横浜で行われた「THANKS DAY in JAPAN 2nd」の会場にて、ファンと談笑する山本氏。このイベントは大阪や静岡、愛知などの会場で、計6回開催された。
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1989年に登場した「NA」こと初代「ロードスター」。気軽に楽しめるライトウェイトスポーツカーとして人気を博した。
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マツダR&Dセンターの前で、「THANKS DAY in JAPAN 2nd」の参加者とともに記念撮影。運転席には山本氏、助手席にはチーフデザイナーの中山 雅氏が乗っている。
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山本氏はファンミーティングなどのイベントにも積極的に参加。「仙台のイベントでは、『どうして父がこのクルマに夢中になるのか、毎回ミーティングでなにをやっているのか、気になってついてきた』という女の子がいましたよ」と、エピソードを披露してくれた。
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「THANKS DAY in JAPAN」の会場に設けられたボードには、ファンやマツダ関係者の寄せ書きがびっしり。中央には山本氏や中山氏のメッセージもあった。
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2015年3月に実施された試乗会において、会場となったホテルのロビーで「ロードスター」のデザインについて説明する中山氏。
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