マツダが限定モデル「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」を正式発表

2025.10.04 自動車ニュース webCG 編集部
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「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」(写真左)と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」(同右)。
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」(写真左)と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」(同右)。拡大

マツダは2025年10月4日、富士スピードウェイで開催されている「MAZDA FAN FESTA 2025 at FUJI SPEEDWAY」において、「ロードスター」の限定車「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R(イチニアール)」を正式発表した。前者は2200台、後者は200台の台数限定で販売される。

200台の台数限定で販売されるメーカーコンプリートカー「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」。価格は761万2000円。
200台の台数限定で販売されるメーカーコンプリートカー「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」。価格は761万2000円。拡大
2200台の台数限定で販売される「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」。価格は526万5700円。
2200台の台数限定で販売される「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」。価格は526万5700円。拡大
レーシーに仕立てられた「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」のコックピット。アルカンターラを用いたステアリングホイールやシフトノブ、パーキングブレーキレバーが目を引く。
レーシーに仕立てられた「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」のコックピット。アルカンターラを用いたステアリングホイールやシフトノブ、パーキングブレーキレバーが目を引く。拡大
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」には、レカロ製のフルバケットシートが備わる。「Sabelt」×「MAZDA SPIRIT RACING」のダブルブランドハーネス(4点式/6点式)は販売店オプション。
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」には、レカロ製のフルバケットシートが備わる。「Sabelt」×「MAZDA SPIRIT RACING」のダブルブランドハーネス(4点式/6点式)は販売店オプション。拡大
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」に搭載される2リッター直4エンジン。匠(たくみ)エンジニアの手作業による吸気ポート研磨のほか、カムの形状変更やエア吸入口の拡大などのチューニングが施され、最高出力200PS、最大トルク215N・mを発生。
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」に搭載される2リッター直4エンジン。匠(たくみ)エンジニアの手作業による吸気ポート研磨のほか、カムの形状変更やエア吸入口の拡大などのチューニングが施され、最高出力200PS、最大トルク215N・mを発生。拡大
レイズ製の17インチ鍛造アルミホイールは「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」に共通するアイテム。
レイズ製の17インチ鍛造アルミホイールは「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」に共通するアイテム。拡大
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」のリアに備わるエンブレム。
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」のリアに備わるエンブレム。拡大
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」(写真左)と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」(同右)。奥はS耐の参戦マシン。
「マツダ スピリット レーシング・ロードスター」(写真左)と「マツダ スピリット レーシング・ロードスター12R」(同右)。奥はS耐の参戦マシン。拡大

マツダ スピリット レーシング・ロードスター(MSRロードスター)とマツダ スピリット レーシング・ロードスター12R(MSRロードスター12R)は、パワートレインや車体の進化を反映し、「速さ」だけでなく「質感」にもこだわったモデルと紹介される。街なかでも、サーキットにおけるスポーツ走行でも楽しく走れることを目指し開発。4代目ロードスターの国内仕様ソフトトップモデル初となる2リッター直4エンジンの搭載もトピックだ。

2200台が限定販売されるMSRロードスターは、最高出力184PS、最大トルク205N・mの2リッター直4エンジンを搭載。200台が限定販売されるMSRロードスター12Rでは、同エンジンに匠(たくみ)エンジニアの手作業による吸気ポート研磨やカムの形状変更、エア吸入口の拡大などのチューニングを施し、最高出力を200PSに、最大トルクを215N・mにアップ。加速フィールの上質化やレスポンスの向上もうたわれる。

特定の操作をすることでブレーキオーバーライドシステムとスピードリミッターを同時に解除する機能の追加や、レブリミット回転直前まで出力を絞らずに走行できる制御の採用、ラジエーター容量のアップ、専用チューニングを施したビルシュタイン製ダンパー、アルカンターラを用いたステアリングホイールとシフトノブ、パーキングブレーキレバー、赤いアクセントを施したインテリア、レカロ製のシート、MSRロードスター専用エアロパーツ、レイズ製鍛造アルミホイールなどの装備やメニューは両モデルに共通する。

さらにMSRロードスター12Rでは、フジツボとの共同開発となるエキゾーストマニホールドを採用。従来の4-2-1排気から4-1排気化し4本のパイプ径を広げ長さを統一したうえで、耐久性や遮熱・防音性能を省スペースで実現するために、ガラス繊維のバンテージとステンレスメッシュで覆うなど、レーシングマシンさながらの手法が取り入れられている。

シングルマスフライホイールやS耐参戦マシンと同じ低抵抗のピストンと、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)被膜のピストンリングの採用、熟練工による高精度なサスペンションアームの締め付けとホイールアライメント調整、ボンネットの専用デカール、手塗りの結晶塗装を施したエンジンヘッドカバーやシリアルナンバープレートの設置などもMSRロードスター12Rの特徴となる。

また、フジツボ製のチタンマフラーや「ヨコハマ・アドバン ネオバAD09」スポーツタイヤ、ブレンボ製のブレーキセット(スリットローター&スポーツパッド)、レカロ製のフルバケットシート&サイドアダプター、「Sabelt」×「MAZDA SPIRIT RACING」のダブルブランドハーネス(4点式/6点式)など、マツダの販売店で購入可能なアフターパーツも用意されている。

MSRロードスター12Rは、商談予約抽選の応募受け付けを公式アプリ「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING」内で2025年10月5日の14時から同年10月20日の23時59分までの期間で実施。抽選結果は10月23日に、申込者に伝えられる予定だ。

価格はMSRロードスターが526万5700円、MSRロードスター12Rが761万2000円。

(webCG)

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