「浅間ヒルクライム2015」の会場から
2015.06.06 画像・写真2015年5月30日と31日、長野県小諸市の高峰チェリーパークラインにおいて「浅間ヒルクライム2015」が開催された。同イベントは2012年から開催されており、昨年からはチェリーパークラインを完全封鎖したヒルクライムイベントへと成長。今年も参加台数は約130台と大盛況だった。
しかし、今年は初日の午前の部でアクシデントが発生し、午後のヒルクライム走行も含め、初日の走行イベントはその時点で中止となってしまった。地元警察と小諸市はアクシデントに関して、主催者に落ち度はなく、ドライビングミスによるものと判断。主催者も一部運営方法の見直しをすることで、翌31日のイベント開催を決定した。
一時は中止を考えたと主催者は言う。しかし決行することで地元に貢献するイベントであるということを証明し、名誉挽回を図ることで翌年の開催につなげたいとした。これらのことを全て参加者に包み隠さず語るとともに、皆でこのイベントを育てていこうという主催者の姿勢に、参加者からは称賛の拍手が送られた。
(文=内田俊一/写真=内田俊一、内田千鶴子、高橋 学)

小諸市内をパレードする参加者たち。沿道には応援する人々が多数駆けつけた。(写真:高橋 学)
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小諸市内をパレードする参加者たち。沿道には応援する人々が多数駆けつけた。(写真:高橋 学)
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小諸駅前でターンするパレードの参加車両。こちらのクルマは「フィアット500」だが、エンジンはホンダの「ZC1600」に換装されている。(写真:高橋 学)
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ヒルクライム走行に参加する車両が、ゴール地点の浅間2000パークから麓まで下りてくる。先頭はC2型「コルベットスティングレイ」(2代目「シボレー・コルベット」)だ。
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「ブガッティ・ヴェイロン」がヒルクライムをスタート。8リッターのW16エンジンが1001psを一気に解き放つ。前回と同様、このヒルクライムは速さではなく、規定タイムにどれだけ近いかを争う。
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レーシングドライバーの松田秀士選手は「シボレー・コルベットZ06」にてスタート。「トラックモード」を選択したら、ホイールスピンが止まらない。
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「アルピーヌA110」がスタート。ルノーワークスカラーが光っている。
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ヒルクライムのスタートではこのようにクルマ止めでスタートをアシスト。クルマはST185型の「トヨタ・セリカGT-FOUR RC」。
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「マセラティMC12」を先頭に、背後には「ポルシェ911」と「フォードGT40」の姿も見える。
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こういったクルマが走れるのも公道封鎖イベントの魅力だ。マシンはゴールドリーフカラーの「ロータス・タイプ59」。
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そして「ロータス・タイプ18」も出走。1960年当時のF1、F2、FJカテゴリーで活躍した。
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クルマだけではなくバイクも出場した。エントリーリストには「ノートン・マンクス コマンド プロダクションレーサースタイル」とあるが、「ノートン・マンクス」をベースにしたレース仕様か
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ラリードライバー新井敏弘選手の駆る「スバルWRX STIラリー」。カウンターを当ててヘアピンをクリア。
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「ロータス23B」。まるでタルガフローリオのような光景だ。
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「ランチア・デルタ インテグラ―レ」。このヘアピンの先、2つほどコーナーを抜けるとゴールだ。
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デビュー間もない「ホンダS660」が駆け上がってきた。ドライバーは自動車ジャーナリストの吉田 匠氏だ。
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「ADVAN PIAA LANCER」を駆るのはラリードライバーの奴田原文雄選手。インをかすめながらの熱い走行を見せた。
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白のボディーカラーが映える「アルピーヌA110SX」。
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ポルシェをはじめ、イベントには多くのインポーターも参加。会場の雰囲気を盛り上げるのに一役買っていた。
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バイクのブランドではMVアグスタや、ピアッジオ グループが出展。来場者は新旧モデルの姿を堪能していた。
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今回のイベントでは、ゼネラルモーターズ・ジャパンによる新車の発表も行われた。こちらがその「シボレー・コルベットZ06クーペ」(左)と「Z06コンバーチブル」(右)。