「浅間ヒルクライム2017」の会場から(前編)
2017.06.01 画像・写真2017年5月27日、28日の2日間、長野県小諸市の高峰高原周辺で「浅間ヒルクライム2017」が開かれた。2012年に初開催され、今回で6回目となるこのイベントは、日本では数少ない一般公道を完全封鎖してのヒルクライムである。コースは浅間登山口から、標高2000m地点にあるスキー場「アサマ2000パーク」付近に至るチェリーパークラインの8.4kmの区間。エントリー車両は、封鎖のため公道走行可能となったナンバーのない競技専用車両から、スポンサーが用意した最新モデルまで、四輪・二輪あわせておよそ170台。ちなみにリポーターがこのイベントを取材するのは3年ぶりだが、前回訪れた2014年の参加車両は約80台だったから、2倍近くに増えているわけだ。それら参加車両は、絶対的な速さ(タイム)ではなく、8.4kmの計測区間距離を59km/hの平均速度にいかに近く走れるかを競うのである。走行は初日の午前と午後、2日目の午前の計3本だが、今回は初日の午前がアクシデントにより計測なしとなったため、2本の平均で順位が決定した。前編では、出走した主なマシンを紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)
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1/28ヒルクライムのフィニッシュ地点に近い高峰高原ホテル前から、スタート地点に向かって下っていく1964年「ホンダS600」と1967年「同S800」のレーシング仕様など。
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2/281992年「シェルビー・カンナム」。1991年から1996年までアメリカで実施されたワンメイクシリーズ用のレーシングスポーツ。
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3/28「レクサスLC500」と「同LC500h」も参加した。
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4/28競技開始前にコースをチェック走行する「シボレー・コルベット」。ドライバーは浅間ヒルクライムのディレクターを務める星野雅弘氏。
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5/28アドバンカラーに塗られた、横浜ゴムのコンセプトEVである「AERO-Y」。
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6/28「アバルト124スパイダー」は、モータージャーナリストの吉田 匠氏がドライブ。
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7/28ゼネラルモーターズ・ジャパンが持ち込んだ新型「シボレー・カマロSS」。
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8/28ユニオンジャックをまとった「アストンマーティンV8ヴァンテージS」。レーシングドライバー/モータージャーナリストの桂 伸一氏がドライブした。
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9/281972年「ディーノ246GT」。
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10/281969年「フォード・エスコートRS1600」。
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11/28左ハンドルの初代「フェアレディZ」。ドライバーはかつて“Zの柳田”の異名をとった柳田春人氏。
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12/282015年「ルノー・メガーヌR.S.トロフィーR」。
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13/28ピカピカにレストアされた「ホンダ1300クーペ9」。
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14/28ホンダの軽トラ、「アクティトラック」をカスタムした「N.Lab T880」。
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15/281964年「ロータス23B」。
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16/28マツダの13Bロータリーエンジンを積んだ1984年「マナティMk4」。
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17/28「フェラーリ330P4」のレプリカである1989年「ノーブルP4」。
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18/28ワンオフという1968年「サラマンダー」。低いノーズの下に通称ヨタハチこと「トヨタ・スポーツ800」用の空冷フラットツインを積む。
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19/281995年「ランボルギーニ・ディアブロ イオタPO-01」。
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20/28軽レーサーの1994年「孫紫電」。「ダイハツ・ミラ ターボ」がベース。
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21/281989年「アルファ・ロメオ75 V6」。
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22/28新井敏弘氏が駆った「スバルWRX STI」のラリーカー。
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23/28「三菱ランサーエボリューションX」のラリーカーは奴田原文雄氏がドライブ。
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24/28ラリー仕様の「トヨタ・ヴィッツ」。
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25/28派手にタイヤスモークを上げながら、コーナーをドリフトで抜けていく2003年「日産フェアレディZ」(Z33)。
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26/28女子ドリフターの下田沙耶加嬢が駆った1999年「日産シルビア」(S15)。
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27/28レーシングサイドカーの「サイドカーF2」。「スズキGSX-R」用599cc直4エンジンを積む。
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28/28ホンダの二輪モータースポーツを統括するHRCがエントリーした「ホンダCRF450ラリー」。2017年ダカールラリー用マシンである。